コントローラ付冷却装置は室温より低温にする必要がある試料測定において、簡単な操作で最低温度 -80℃ の乾燥空気を NMR プローブへ提供します ※1。液体窒素などの冷媒は不要なので長時間の安定した環境下での低温測定を可能にします。また、AC100V 電源での使用が可能なので設置の際の特別な工事も必要ありません※2。 室温以下での NMR 測定に非常に有用なアタッチメントです。
冷却器本体にはコンプレッサが内蔵されてお り、冷媒を加圧圧縮しキャピラリ−チューブにて熱交換フレキシブルチューブ部を循環させます。その際に、断熱膨張の原理で別途供給される圧縮空気から熱を奪います。
温度制御は内部に構成されるヒータにより、 PID コントロールにて行っています※3。
右の図はコントローラ付冷却器でメタノールを試料として測定し、様々な温度でのメタノールのメチル基と水酸基との化学シフト差を温度に対してプロットしたグラフです。温度と化学シフト差の値が直線関係になっていることは、コントローラ付冷却器を使用しての安定な温度可変測定が可能であることを示し ています。