特徴
- 簡単な操作で低温空気を得ることができます。
- 可動部品が無いのでメンテナンスフリーです。
- 室温より約 25℃ 低い空気をプローブへ提供。※2
- 長時間の温度安定性。
- 液体窒素などの冷媒不要。
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原理
コンプレッサ型低温ユニットでは、ボルテックスチューブ (ランク・ヒルシュ渦管) を使用して低温空気を発生させます。 この現象は 1930 年代に Georges Ranque によって発見され、1940 年代に Rudolph Hilsch の研究により広く知られることとなりました。現在では主に、機械加工の現場で製品や工具の冷却に使われています。ボルテックスチューブは、図 1 に示した空気の流れを作り熱風と冷風を取り 出します。また、ボルテックスチューブを NMR に応用した例は、R.W.Martin と K.W.Zilm によって 2004 年に報告されています。[1] |
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使用例 1
コンプレッサ型低温ユニットを使用した場合でも、これまでの弊社の長時間 VT と遜色の無い温度安定性を得ることが可能です。例としてメタノール試料を弊社装置の ECA500 にて 10℃ で長時間測定 (12 時間) を行った例を図 2 にて示しま す。メチル基と水酸基それぞれの信号の位置関係が時間に対して全く変化していないことから、非常に高い温度安定性を保持していることがわかります。 |

図2:化学シフトの時間依存性
(試料:メタノール、10℃) |
使用例 2
続いてコンプレッサ型低温ユニットを使用した温度可変測定の例を示します。 図 3 は様々な温度でメタノールのメチル基と水酸基との化学シフト差を温度に対してプロットしたグラフになります。温度と化学シフト差の値が直線関係に なっていることから、コンプレッサ型低温ユニットを使用しての安定した温度可変測定が可能です。 |
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参考文献
[1] R.W. Martin, K.W. Zilm, Variable temperature system using vortex tube cooling and fiber optic
temperature measurement for low.
temperature magic angle spinning NMR, J. Magn. Reson. 168 (2004) 202-209.
※1:仕様及び外観は改善のために予告なく変更する場合があります。
※2:お使いいただく装置、環境によって制御可能な温度領域は変動いたします。 |