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新水道法に基づくVOC測定 : ヘッドスペース GC/MS法 [GC-QMS Application]

MS Tips No.021

平成16年4月より施行される新しい水道法には従来同様、いくつかの揮発性有機化合物 (以下VOCs) が規制対象物質として含まれています。従来の水道法では、合計20項目22種類の化合物が対象となっていましたが、今回新しく改正された水道法では基準項目として11種類、また管理目標設定項目として6種類のVOCsがそれぞれ対象化合物とされています。これらのVOCsの分析方法としては新しい水道法においても、従来同様、パージ&トラップ-GC/MS及びヘッドスペース (以下 HS と略)-GC/MS 法が採用されています。そこで、今回 JMS-K9をGC/MSシステムとしたHS-GC/MSシステムを使用した場合のこれらVOCsの測定に関して検討を行なったので以下に報告します。なお、管理目標設定項目に含まれているtert-ブチルメチルエーテル (MTBE) は、標準溶液の入手が困難であったため今回の検討から除外しました。
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