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AccuTOF™ GC によるプール血清中POPs の迅速分析(2):PCB と有機塩素系農薬の定性分析 [GC-TOFMS Application]

MS Tips No.050 データ提供:愛媛大学農学部 環境計測学研究室 榎本剛司、松田宗明、河野公栄、脇本忠明 氏

ヒト血液は食物連鎖や生活環境を通じた曝露により PCBs を含む POPs (残留性有機汚染物質)による汚染を受けています。これら POPs は難分解性で生体内に長期に渡り蓄積し、発ガン性や免疫毒性、内分泌撹乱作用等による生体影響が危惧されます。そのためヒト血液中の POPs をモニタリングする事は、人体蓄積の指標として重要です。これら PCBs を含む POPs の測定は高分解能二重収束型質量分析装置を用いた SIM モードによる方法が主流ですが、この方法では測定チャンネル数の制限やグルーピングの制限等により、多検体の同時多成分定量分析には有効とは云い難く、さらに SCAN モードによる測定でない為、定性分析が不可能です。TOF-MS は常時高分解能条件下でマススペクトルを取込む事ができます。また、得られたデータの質量精度が高いため簡単に精密質量が求められ、組成式の決定が可能です。そこで、POPs の迅速分析[ I ](MSTips No.49 )で紹介した PCBs を定量分析したデータを用い、6 塩素化体の PCB(#153)の精密質量から組成式を求めました。また、試料中には有機塩素系農薬の p,p’-DDE も含まれることが予想されることから、本化合物の検索を行い、定性と定量の同時分析が可能か検証しました。
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