TLC/MSへの応用 (2):TLC/MSとしての感度向上方法の検討 [DART Application]
MSTips No. D028 Application Note for DART
エリスロマイシンをガラス棒に塗付し DART にて直接質量分析を行うと検出されるのにも関わらず、 TLC 上にスポッティングしたものを同様に直接分析を行うと、その成分が検出されないという現象が観測されました。この原因は、主に固定相と試料成分の吸着によって、著しく検出感度が低下したためであると考えられます。そこでエリスロマイシンを TLC 上にスポットし、これにグリセロールを塗布することで、TLC/MS としての検出感度の向上することが見出されました。
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