• 概要

日本臨床検査自動化学会第 33 回大会・機器試薬セミナーでの発表内容の紹介です。

新しい運用方法の可能性

これから、糖尿病関連項目測定装置JCA-BM9030の新しい運用について紹介させて頂きます。日本電子のJCA-BM9030は、「一台で生化学・免疫・糖尿病関連・血中薬物など幅広い項目が迅速に精度良く低コストで測定できる。」を目標にJCA-BM9030を開発しました。また、既に稼動中であるJCA-BM9030によるHBA1c測定時の注意点も含めて新しい運用方法の可能性につてその概要を報告いたします。



BioMajestyシリーズ

従来は、BM1250、BM1650、BM2250の3機種がありました。この3機種は前希釈することが共通です。そして、BM1650から波及したのが、BM9030、BM9010です。中でもBM9030はサンプリング機構の改良をを行うことによって、HbA1cを前処理することなく測定可能となりました。生化学、免疫、糖尿病関連項目、血中薬物など一台で全てをカバーできるようになりました。

BioMajestyシリーズ

自動分析装置BM2250



BioMajesty測定原理

原理はBM1650と同様で、BM1650の特長をそのまま引き継いでいます。BM9030はサンプリング機構に特長があり、採血管の下層部までサンプルノズルが下がるために、広口のノズルを用いており反応セル内の残水は0.2μL以下に抑えられています。よって、検体の微量化、試薬の微量化が可能となりました。

BioMajesty測定原理

HbA1c自動溶血の仕組み

これは、HbA1cの自動溶血の仕組みを示しています。希釈ピペットが採血管の下層部まで下がり血球を1.48μl吸引し、148μlの純水、または溶血液とともに、希釈セルに101倍に溶血されて吐き出されます。流路の切り替えコックを使用することで、バッチ処理が可能となりました。

HbA<sub>1c</sub>自動溶血の仕組み

自動溶血法の手順

次の図は糖尿病関連項目の同時依頼があった場合にBM9030ではどのように同時分析が行われるか示しています。動作としては、最初にGluなどの血漿成分の項目が検体上部から液面センサーにてサンプルノズルの吸引が行われます。次に、血球成分項目であるHbAcが採血管下層部まで下がり、血球を吸引し希釈セルに分注し自動溶血されて、反応セルに分注されます。

自動溶血法の手順




JCA-BM9030の主な仕様

  1. 使用可能採血管 : 5ml、7ml、10mlおよび2ml血糖用

  2. 希釈プローブ洗浄高さ : 先端より60mm

  3. 分析順序 : 液面より吸引の項目→低部より吸引の項目(HbA1c)

  4. 希釈率 : 最大101倍(試料1.48μl、希釈148μl)

  5. 処理能力 : 1200test/hr

  6. その他の仕様 : JCA-BM1650に準ずる

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