大阪大学
大阪大学 日本電子 質量分析オープンイノベーション共同研究講座

概要・目的

大阪大学大学院理学研究科と日本電子株式会社は、2017年4月より、質量分析計とその周辺技術に関する基礎・応用研究を共同で実施するとともに、その技術を国内外に広く啓蒙することを目的とした「質量分析オープンイノベーション共同研究講座」を開設いたしました。

近年、我が国の科学計測機器、ならびにそれらに付随する技術の開発は、閉塞感があり、世界最先端のサイエンスを支えるような独創的な機器の開発や、世界において競争力のある機器の開発が、我が国では行えなくなってきているのが現状です。この分野でのイノベーション創出は、我が国にとって急を要する重要課題です。本講座は、大阪大学理学研究科の持つ基礎研究の優位性と、日本電子株式会社の技術開発力を合わせることで、世界において競争力がある質量分析技術開発を可能とすることを目指して平成29年4月に、共同研究講座として新設されました。さらに、要素技術を有する関連企業群との連携や、他の分析技術などとの融合なども進めていくオープンイノベーションの中核となることも視野に入れています。また、将来の技術開発を牽引する研究者の育成や、大学では研究として成り立たなくなってきているような基盤技術の継承も併せて行っていきます。

共同研究講座を核に、様々な分野の研究者や複数の企業が協力する協働ユニットを形成し、オープンイノベーションを推進する。

組織図

組織図

ごあいさつ

大阪大学 基礎理学プロジェクト研究センター センター長 豊田 岐聡

基礎理学プロジェクト研究センター センター長 豊田 岐聡

基礎理学に根ざした産学共創によるオープンイノベーションの推進

教育研究交流棟の竣工にあわせ、理学研究科初となる共同研究講座「質量分析オープンイノベーション共同研究講座」が開設されました。理学研究科の強みである基礎科学に根ざした産学共創活動を進めていきたいと考えています。
大阪大学理学部では、1930年代に、国内初の質量分析装置を開発して以来、数々の独創的な装置を開発してきました。中でも、二次二重収束質量分析計「CQH」(JMS-HX シリーズのプロトタイプ)や、大型二重収束質量分析計「GEMMY」(JMS-SXシリーズのプロトタイプ)、マルチターン飛行時間型質量分析計「MULTUM」(JMS-S3000 シリーズ、JMS-MT3010HRGAシリーズのプロトタイプ)のように、大阪大学で開発したイオン光学系を基に、日本電子株式会社で実用化を行なってきた実績も多数有しています。
当共同研究講座では、大阪大学と日本電子株式会社が密に連携をすることで、世界を牽引できるような次世代の質量分析装置開発を進めていきたいと考えています。また、この共同研究講座を核に、多様な研究者と複数の企業が関わるようなオープンイノベーションプラットフォームを構築し、世界を先導するようなイノベーションを推進したいと考えています。
皆さまのご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
日本電子株式会社 代表取締役社長 栗原 権右衛門

日本電子株式会社 代表取締役社長 栗原 権右衛門

日本独自の優れた質量分析技術、計測システムの開発推進と、それらを担う人材育成の実現を

当社は経営理念として「『創造と開発』を基本とし常に世界最高の技術に挑戦し製品を通じて科学の進歩と社会の発展に貢献します」を掲げ、市場のニーズを反映した最先端の優れた装置を開発し、タイムリーにお客様にお届けすることを使命と考えております。しかしながら、計測分析装置に対する市場からの期待とニーズに素早く対応するためには、産学連携に代表される社外研究機関等との開かれた形での共同作業が必要であり、これは当社が推進する「YOKOGUSHI 戦略」そのものであると考えております。
大阪大学大学院理学研究科様は、質量分析装置の心臓部でもあるイオン光学系の研究開発を進める国内屈指の研究機関であり、また伝統的に質量分析、科学計測と言う研究分野に強みを持たれ独自性の高い研究を展開されております。
今回、この大阪大学大学院理学研究科内に弊社との共同研究講座「質量分析オープンイノベーション共同研究講座」を開設させていただくことで、日本独自の優れた質量分析技術、また、その技術を応用した計測システムの開発を推し進めると同時に、それらを担う人材育成が実現できると確信しております。
当共同研究講座の設置がきっかけとなり、新しい計測技術の発展に貢献できることを期待しております。

交通アクセス

  • 大阪・梅田から
    阪急「梅田」から宝塚線「蛍池」乗り換え、大阪モノレール「柴原」下車
  • 新大阪から
    地下鉄御堂筋線「新大阪」から北大阪急行「千里中央」乗り換え、大阪モノレール「柴原」下車
  • 大阪(伊丹)空港から
    大阪モノレール「柴原」下車
  • 関西国際空港から
    空港リムジンバス伊丹空港行きで伊丹空港下車、大阪モノレール門真市方面「柴原」駅下車、柴原駅より徒歩5分

    ※ 柴原駅より徒歩5分

大阪大学 日本電子 質量分析オープンイノベーション共同研究講座

〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-1
大阪大学大学院理学研究科 教育研究交流棟(理学J棟) 内

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