ハイスループット固体NMRプローブ「ROYALプローブ™ AUTOMAS」を発売
公開日: 2024/07/01
日本電子株式会社 (代表取締役社長兼CEO大井 泉) は、核磁気共鳴装置 (NMR) のハイスループット固体NMRプローブ「ROYALプローブ™ AUTOMAS」を2024年7月1日から販売を開始しました。
ROYALプローブ™ AUTOMASは、ハイスループット固体NMR仕様として2018年に販売開始されたAUTOMASプローブの後継機です。
AUTOMASプローブは、NMRソフトウェアDelta、オートサンプルチェンジャー (ASC)、オートチューニングユニットと組み合わせることで、複数の試料を連続で測定することを可能にしました。
ROYALプローブ™ AUTOMASでは、AUTOMASプローブの基本的な機能に加えて、スライダーユニットによるチューニング範囲のシームレス化、マジックアングル自動調整機能の追加、測定温度範囲の拡張などの新たな特徴を追加することで、使い勝手を飛躍的に向上させ、固体NMR測定をより身近なものにします。

主な特長
1. ローターキャリアー
ローターキャリアを介して、試料の出し入れが可能なため、固体NMRで伝統的に行われていたサンプル交換時のプローブの着脱が不要です。
2. オートサンプルチェンジャー
多検体の連続測定が可能なため、夜間や週末などの時間を効率的に使うことが出来ます。
3. オートチューニングユニット
31P~15Nは、チューニングスティックの差し替え不要で、シームレスにオートチューニングが可能です。
4. マジックアングル調整機能
NMRソフトウェアDeltaから、マジックアングルの調整が可能となり、初心者の方でも簡単に調整可能です。
5. 広い温度可変範囲
-100°C~+150°Cの範囲での測定が可能です。さらに、オプションの高温VT範囲拡張セットを装着すると、~+220°Cまでの高温測定が可能になります。