和光純薬工業株式会社 試薬研究所(東京)

和光純薬工業株式会社は、大正11年(1922年)6月 武田長兵衞商店(現・武田薬品工業株式会社)の化学薬品部門を分離し、 武田化学薬品株式会社として発足。 昭和22年(1947年)社名を和光純薬工業株式会社(以下 和光純薬工業)に変更し現在に至ります。

次の科学のチカラでありたい。

試薬研究所(東京工場内)

試薬研究所(東京工場内)

600MHz NMR装置

600MHz NMR装置

和光純薬工業株式会社 試薬研究所 所長 大野 桂二様

和光純薬工業株式会社 試薬研究所
所長 大野 桂二様

和光純薬工業は「科学技術の振興と学術研究の進展に寄与し、人々の豊かな暮らしに貢献する。」 という創業以来ゆるがぬ経営理念のもと、企業活動を推進しています。社員はこの経営理念や行動指針を簡潔に記した名刺大のカードを常に携行し、日常業務の中でもこれらを参照しています。「試薬事業」をはじめ「化成品事業」「臨床検査薬事業」の三本柱を核とし、研究者・医療関係者並びに産業界の幅広い要請に応えています。

試薬研究所は東京と大阪にあり、試薬の合成・精製・調液などの研究開発の東西体制を整え、お客様のニーズに的確かつ迅速に応えています。長年培ってきた有機合成技術を基盤に、最先端技術を導入。環境分析分野、遺伝子・細胞生物分野、クロマト関連分野、有機試薬分野などの試薬開発を行っています。

NMRの使用は、試薬を保証するための精度の高い分析方法がないかということがスタートでした。特に標準品の整備は時間とコストがかかる一方で、近年、分析の信頼性を確保するために需要が増えています。このような中、NMRによる純度試験(qNMR)や安定性試験を活用することで、低コストで世界にも通用する費用対効果の高い保証が可能になりました。

NMR装置は担当者による管理を実施し、また使用に関しても社内教育の後、力量評価を行い、合格した者しかqNMRは使えないという体制を取っています。

東京の試薬研究所ではJEOL RESONANCE社製の600MHzと400MHzのNMR装置を複数台導入しています。600MHzは研究開発に、400MHzは生産現場を中心にと、用途をわけて使用しています。600MHzは分解能が高く、感度も担保できるため、微量の試料で分析することが可能となり、より効率的に研究開発を行うことができるようになりました。

平成25年(2013年)、東京工場が定量NMR試験方法について、日本で初めて試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項の国際標準規格であるISO/IEC17025に適合した試験所認定を取得しました。

和光純薬工業はqNMRをベースとした品質保証と海外での展開を拡大していきたいと考えています。そして研究開発型企業として、これからもお客様の期待を超えた付加価値を提供し、研究成果に感動していただけるような、お客様のイノベーションを支援していくパートナーを目指してまいりますと大野氏は語りました。