進化した信頼性を未来へ ~NMRの挑戦~

健康診断、食品や医薬品成分表示、有害物質モニタリングなど 私たちの生活には"定量分析"が欠かせません。"定量分析"の信頼性を高めるために最近注目されている手法が定量NMR (qNMR) 法です。
JEOLは"定量分析"の信頼性を高め、安全・安心社会の実現に貢献するため、機器やソフトウェア開発、包括的な分析サポートの提案に加え、qNMR法の(国際)標準化にも取り組んでいます。
qNMRについて
定量NMRあるいはqNMR(quantitative NMR)とはNMRを使った定量分析のことです。
他の定量分析法との原理的な違いは測定対象物と同一の標準物質を必要としない絶対定量分析法です。
qNMRメールマガジン
「信頼性確保のためのヒントーちょっと知りたい定量NMR-」を無料配信いたします。NMRの基礎から具体例を交えた定量NMRの解説をはじめセミナーやイベントなど、研究や分析業務に役立つ情報を10回お届けします。是非ご登録ください。
配信申込方法
- 受付 2017年9月1日(金)から
- 第1回配信 2017年10月2日(月)
- 配信予定(次号配信時にバックナンバーを閲覧できます)
配信予定日 | 内容 |
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2017年10月2日 | vol.001 ようこそ!ちょっと知りたい定量NMR |
2017年11月6日 | vol.002 クロマトグラフ法の定量とNMRの定量 |
2017年12月4日 | vol.003 NMRで定量分析ができるわけ |
2018年1月9日 | vol.004 成分比をはかる、含量をはかる |
2018年2月6日 | vol.005 分析結果の信頼性のキーワード「トレーサビリティ」って? |
2018年3月5日 | vol.006 定量NMRが定量分析を変える?(1) |
2018年4月9日 | vol.007 定量NMRが定量分析を変える?(2) |
2018年5月7日 | vol.008 さあ、定量NMRをやってみよう!(1) |
2018年6月4日 | vol.009 さあ、定量NMRをやってみよう!(2) |
2018年7月2日 | vol.010 さあ、定量NMRをやってみよう!(3)~最終回~ |
Topics
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開催日 2018年1月29日(月)、30日(火)
和光純薬工業と日本電子は、経済産業省の新市場創造型標準化制度「JSA標準化支援スキーム」を活用し、「定量核磁気共鳴 (qNMR) 分析法に関する標準化」としてJIS通則(案) の作成の一端を担い規格化の提案をしています。そして、今年度より経済産業省「平成29年度 戦略的国際標準化加速事業 (政府戦略分野に係る国際標準開発活動) 」制度支援のもと、qNMR法の国際標準化 (ISO) にも取り組んでいます。
その取り組みの1つとしてqNMRsummitを開催し、ISO化の状況報告、世界のNMR規格を知るための国際フォーラム、さらには医薬品分野のqNMRの規格、活用事例をテーマにシンポジウムを企画しております。国立医薬品食品衛生研究所、USP、EDQM、BIPMをはじめ国内外の専門家の方々にご講演いただく予定です。
米国薬局方本部(USP)によるの「USP qNMR Symposium」を同時に開催する予定です。 -
日本定量NMR研究会が発足
2018年10月31日に日本定量NMR研究会が発足しました。NMRによる定量分析法の 進歩と普及の活動基盤となることが目的です。現在、国際標準化を進めるワーキンググループによる活動が中心ですが、今後、広く開かれた交流が積極的にできる全員参加型の会を目指します。設立趣旨はこちらから 確認できます。今年度の予定については随時HPにて紹介します。
関連ニュース
関連サイト
- qNMR関連試薬 富士フイルム和光純薬株式会社
- NMR validation
- ISRD (qNMR Internal Standard Reference Data):BIPM
https://www.bipm.org/en/bipm/chemistry/organic-analysis/qnmr/
BIPM(国際度量衡局)では、qNMRを利用した標準物質の分析法の研究が進められておりますが、qNMR用標準物質の情報として、マレイン酸のISRDを公開しました。 qNMR標準物質として使うための物性評価がまとえられており、標準物質選択に必要な情報です。こちらの情報は順次、このデータはBIPMのHP上で公開される予定となっており、qNMRを実施するための標準物質選択に活用できるでしょう。 - JIS規格 一般財団法人 日本規格協会 JIS K 0138 : qNMR通則
- qNMR summit関連
関連イベント/展示会
- 第3回日本定量NMR研究会年会 開催案内
日本定量NMR研究会はNMRを利用した定量分析法の更なる進歩と普及のための活動を行うため、2018年に設立された研究会です。この度、「第3回 日本定量NMR研究会年会」(後援 定量NMRクラブ(国立研究開発法人 産業技術総合研究所計量標準総合センター))を講演事前録画配信、質疑応答のみリアルタイム配信にて開催することになりました。
開催日:2021年12月3日 (金) *12月7日 (火) に講演のみの再配信予定(都合によりプログラムは再編される可能性があります。)
今年度は特別講演として、定量NMRの世界で著名なイリノイ大のパウリ先生に薬学領域でのqNMRの展望についてのご講演を、招待講演として、軽水試料やフッ素核定量NMR、小型超電導磁石による高分解能NMRのご研究に関するご講演を、機器メーカー2社からは、卓上NMRを用いた定量NMRのご講演をいただきます。また、定量NMRをはじめられる方、はじめて間もない方を対象とした教育講演を実施する予定です。さらに、今回もご参加の皆様からの公募による一般講演も行う予定ですのでふるってご応募ください。
主 催:日本定量NMR研究会
後 援:定量NMRクラブ
実行委員長: 公益財団法人 微生物化学研究会 澤 竜一
形 式:オンライン (Zoom)
参加費:会員 1,000円・非会員 3,000円 ・学生 無料
参加登録:必要 ※日本定量NMR研究会にて受付。詳細は下記参照。
詳 細:https://www.qnmr-jp.org/
登録締切:2021年10月29日 (金) ※一般講演申し込みは9月23日 (木)
*本年会に関するお問い合わせは以下にお願いします。
日本定量NMR研究会年会事務局 qnmr-j_nenkai[at]qnmr-jp.org
※ [at]は@に、ご変更ください。