qNMRメールマガジン 2017-11-06号

qNMRメールマガジン************************************ 2017-11-06号

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【1】第2回 ちょっと知りたい定量NMR : クロマトグラフ法の定量とNMRの定量
【2】出張報告 / SMASH 2017 & qNMR minisymposium
【3】イベント・展示会/セミナー/WEBセミナー/講習会情報


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【1】第2回 ちょっと知りたい定量NMR : クロマトグラフ法の定量とNMRの定量
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“信頼確保のためのヒント~ちょっと知りたい定量NMR~”のメールマガジンに
ご登録いただきましてありがとうございます。第2回目はクロマトグラフ法とNMR
の定量法は何が違うのか?について紹介します。

<NMRではかる>
NMRではスペクトル上の信号面積の情報を使って、成分間の比率を求めることを
前回紹介しました。これは信号の面積値と水素の数(プロトン数)が比例すると
いうNMRの原理を反映しています。これは核スピンを直接観測しているので、
モル濃度を考慮し、分子間においてもこの関係式は成り立ちます。つまり、
どちらか一方のモル濃度がわかるとそれを基準にして分析対象成分のモル濃度を
測定することができるのです。例えば、メタノールの濃度が10mMだとわかってい
ると、計算式に代入して、エタノールは62.5mMと算出されます。このように
「NMRではかる」というのは比率だけでなく目的成分の含量をはかることができ
ます。
https://www.jeol.co.jp/products/nmr/qnmr_nl/qnmr_nl002_01.pdf


<クロマトグラフ法とNMRの定量>
<NMRではかる>のところでメタノールからエタノールの定量分析(含量測定)
の例をご紹介しましたが、もうお気づきの方がいらっしゃるかもしれません。
定量用基準物質と分析対象成分は同じものでなくても、NMRでは定量分析が可能
です。それはNMRが観測しているのは分子の中にある水素(プロトン1H)なので、
分子種が異なっていても分子の中に水素があれば定量分析ができてしまいます。
従って、NMRでの定量分析では検量線は必要ありません。
このことは標準品が手に入らない分析試料(新規合成化合物、抽出物など)
に対しても定量分析ができる可能性を示しています。
https://www.jeol.co.jp/products/nmr/qnmr_nl/qnmr_nl002_02.pdf


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【2】出張報告 / SMASH 2017 & qNMR minisymposium
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SMASHはSmall molecule NMR conferenceともいわれ、低分子をターゲットとし
た研究発表が中心のNMR学会です。開催地はアメリカとヨーロッパで交互に毎年
開催されています。今年は2017年9月17-20日までイタリア バヴェーノで行われ
ました。参加人数は250名程度でした。この学会はアプリケーショントレンドが
そのままセッションタイトルになっており、その時の注目されているアプリケー
ションがわかります。今年は構造予測やPures shift、メタボノミクス、リアク
ションモニタリングなどが取り上げられていました。ポスタープレゼンテーショ
ンは100件ほどあり、qNMRに関するプレゼンが13件ありました。

また、SMASHが終わった後、同じ会場でqNMR minisymposiumが開催されました。
参加人数は約80名。このシンポジウムのみに参加している方もいました。内容
はここ1年間のqNMRに関するイベント・活動報告、テクニカルプレゼン、
ベンダープレゼンがありました。装置やソフトウェア、試薬など幅広い内容で、
活発なディスカッションになりました。次回以降も継続して開催してはどうか
という意見が出されています。

次回はアメリカ(フィラデルフィア)で行われる予定です。


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【3】イベント・展示会/セミナー/WEBセミナー/講習会情報
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1) qNMR Summit 2018 in Tokyo
開催日 2018年1月29日(月)、30日(火)

和光純薬工業と日本電子は、経済産業省の新市場創造型標準化制度「JSA標準化
支援スキーム」を活用し、「定量核磁気共鳴(qNMR)分析法に関する標準化」
としてJIS通則(案)の作成の一端を担い規格化の提案をしています。
そして、今年度より経済産業省 「平成29年度 戦略的国際標準化加速事業
(政府戦略分野に係る国際標準開発活動)」制度支援のもと、qNMR法の
国際標準化(ISO)にも取り組んでいます。

その取り組みの1つとしてqNMRsummitを開催し、ISO化の状況報告、世界のNMR
規格を知るための国際フォーラム、さらには医薬品分野のqNMRの規格、活用事例
をテーマにシンポジウムを企画しております。国立医薬品食品衛生研究所、USP、
EDQM、BIPMをはじめ国内外の専門家の方々にご講演いただく予定です。

米国薬局方本部(USP)によるの「USP qNMR Symposium」を同時に開催する予定です。

詳細はこちら
(English)
http://www.wako-chem.co.jp/english/labchem/Information/2018/qnmr/index.htm

(Japanese)
https://labchem.wako-chem.co.jp/qnmr/


2) 第6回ミクロ電子天びんセミナー
開催日:2017年11月28日(火)

ミクロ電子天びんのはかり取りならびに、試料の取り扱いについての講義です。
ミクロ電子天びん技術研修会のテキストとビデオを基に、基礎から学べるセミナー
を企画しました。ミクロ電子天びんを業務で使用する人だけでなく、化学天びん等
を使用する人にも基礎知識となる内容になっています。

https://www.jeol.co.jp/products/nmr/qnmr_index.html#05


3) 定量NMRビギナーズコース / qNMRコースの紹介
定期講習に定量NMRのビギナーズコースとqNMRコースがあります。
定量NMRのビギナーズコースは装置をお持ちでない方、弊社の装置をお使いでな
い方、どなたでも参加いただけるコースです。基礎を整理し、実際の分析操作
を見学できます。
qNMRコースはJNM-ECS/ECA/ECX/ECZをお使いの方対象のコースです。
実際の測定を詳しく実習します。

開催日
qNMR コース: 2017年11月1日(水)、2018年2月16日(金)
定量NMRビギナーズコース: 2018年2月15日(木)

https://www.jeol.co.jp/solution/training/nm/nm_index.html



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※ 次号の「qNMRメールマガジン」の配信予定は⇒ 12月 4日(月)です。
第3回 NMRで定量分析ができるわけ
もう少し詳しく定量NMRの原理を紹介します。
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