qNMRメールマガジン 2018-01-09号

qNMRメールマガジン**************************************** 2018-1-09号
 
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【1】第4回 ちょっと知りたい定量NMR : 定量NMRの使い道
【2】出張報告 / qNMR day
【3】イベント・展示会/セミナー/WEBセミナー/講習会情報


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【1】第4回 ちょっと知りたい定量NMR : 定量NMRの使い道
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“信頼確保のためのヒント~ちょっと知りたい定量NMR~”のメールマガジンに
ご登録いただきましてありがとうございます。第4回目は定量NMRがどんなとこ
ろに活用できるのか?ご紹介します。

定量NMRは分析試料中の注目成分の比率を確認すること、注目成分の絶対量
(含量)をはかることができます。

<成分比をはかる>
高分子や化成品など複数の成分が含まれる分析試料を対象として活用されてい
ます。成分比は分離分析として液体クロマトグラフ法でも分析が可能ですが、
NMRでの分析では分離分析でないもののその性質を利用した効率的な分析が可能
です。分離分析ではないという点は精確な成分比を求めるためには注目成分由
来のNMR信号がスペクトル上で分離し、なおかつその信号が単独である(不純物
と重ならない)ということが必要条件となります。しかし、条件が整えば、1つ
の測定条件で複数の成分を効率的に定量することが可能となります。
図はりんごジュースの1H-NMRスペクトルですが、エタノールと糖の信号を確認す
ることができます。りんごジュースの場合、エタノールと糖を別々に観測でき、
定性と定量が可能です。このように、条件を変えずに定性と定量を同時にできる
ことは非常に効率的です。

<含量をはかる>
合成化合物、天然物の様々な目的の原料や試薬を対象として活用されています。
定量NMRの大きな特徴は分析対象成分と同一の標準品を必要としないこと。この
特徴は新規化合物の定量を行うには非常に役にたちます。そもそも有機化合物
の絶対純度を測定する方法は凝固点降下法など非常に精密なもので行われてお
り、実用的に活用することは難しいのですが、NMRでは適切な定量基準物質を用
意して様々な有機化合物に対する含量(純度)を測定することが可能です。
NMRは構造解析目的で普及している分析機器です。そういう意味では実用的に
有機化合物の含量(純度)を行えます。更に、SI単位の1つであるモルを測定する
ことが可能であり、計量トレーサビリティが確保された定量基準物質を利用して
適切な操作手順を行うことにより、得られる結果はSIトレーサブルな分析結果を
得ることができます。この理由から、多くの有機化合物の標準物質に定量NMRは
活用されています。補足ですが、条件が整えば分析試料内の複数の成分の含量を
1つの定量基準物質から求めることも可能です。

皆さんの研究や日常業務の中で定量NMRは生かせそうですか?

図: りんごジュースの1H-NMRスペクトル (PDF 45KB)


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【2】出張報告 / qNMR day in Italy
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先日イタリアのバーリで行われたqNMR day に参加してきました。
イタリアのNMR学会が開催するワークショップの1つで、Dr.Vito Gallo が
オーガナイザとなりバーリ大学で開催されました。講演者はアメリカ、ドイツ、
イタリア、日本からの参加です。聴講者はほとんどがイタリアからの参加者の
ようでしたが、参加人数は約80名でした。
発表タイトルは様々でqNMRに関係するイベント・活動報告やqNMRの基礎、標準化
・規格について、そして試薬に関するプレゼンテーションがありました。
パネルディスカッションでは装置バリデーションや教育についてのトピックで
活発なディスカッションが行われました。

たった2日の滞在で南イタリアを満喫することなく帰国しましたが、イタリアの
大学生の雰囲気を感じることができたこと、そしてベンディングマシーンの
コーヒーがとても美味しかったことが思い出です。(T.S)


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【3】イベント・展示会/セミナー/WEBセミナー/講習会情報
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1) qNMR Summit 2018 in Tokyo
開催日 2018年1月29日(月)、30日(火) ”まもなく開催です”

和光純薬工業と日本電子は、経済産業省の新市場創造型標準化制度「JSA標準化
支援スキーム」を活用し、「定量核磁気共鳴(qNMR)分析法に関する標準化」
としてJIS通則(案)の作成の一端を担い規格化の提案をしています。
そして、今年度より経済産業省 「平成29年度 戦略的国際標準化加速事業
(政府戦略分野に係る国際標準開発活動)」制度支援のもと、qNMR法の
国際標準化(ISO)にも取り組んでいます。

その取り組みの1つとしてqNMRsummitを開催し、ISO化の状況報告、世界のNMR
規格を知るための国際フォーラム、さらには医薬品分野のqNMRの規格、活用事例
をテーマにシンポジウムを企画しております。国立医薬品食品衛生研究所、USP、
EDQM、BIPMをはじめ国内外の専門家の方々にご講演いただく予定です。

米国薬局方本部(USP)によるの「USP qNMR Symposium」を同時に開催する予定です。

詳細はこちら
(English) http://www.wako-chem.co.jp/english/labchem/Information/2018/qnmr/index.htm
(Japanese) https://labchem.wako-chem.co.jp/qnmr/

2) JEOL-Mestrelab ジョイントシンポジウム ~基礎とそのツール~
JEOLとMestrelabは「すべてのユーザへの分析アシスト」を提案する
定量NMR自動分析システム"qNMR seamless"を開発しております。シンポジウムでは、
"qNMR seamless"をはじめ、実際の定量NMR測定に必要不可欠な情報をご紹介いたします。
和光純薬工業株式会社様とメトラー・トレド株式会社様のご協力のもと「試料調製-
NMR測定-解析処理」のそれぞれの操作に必要なより実践的な内容をご紹介します。
疑問点などをご相談できる時間も用意いたします。
定量NMR測定を実際に行っている方やこれから行いたいとお考えの方には見逃せない
シンポジウムです。
   主催:JEOL RESONANCE , Mestrelab Research S.L
開催日:2018年3月23日(金)10時~16時
場所 :フクラシア品川(高輪口) 6F 会議室A,B
JR品川駅 高輪口より徒歩4分
参加費:無料
登録方法:以下の情報を件名なしでsympo@systemplus.co.jp まで送付ください。
1. ご所属
2. お名前
3. メールアドレス
4. 電話番号

プログラム
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10:00 -10:30
 イントロダクション - qNMRの現状 -     (JEOL)
10:30 - 11:30
  qNMR分析操作のエッセンス - 基礎から実際まで (JEOL)
11:30 - 12:00
  電子天びんの適正な取扱い方法と精度管理』 (メトラー・トレド)
12:00 - 13:00
  昼食(お弁当)及び 展示
13:00 - 13:30
 定量NMRを使った分析用標準品の品質保証について (和光純薬)
13:30 - 14:00
 自動qNMR解析システム "qNMR seamless" の紹介 (JEOL)
14:00 - 15:00
 Mnova qNMR の紹介 (Mestrelab)
15:00 - 15:15
 休憩 及び 展示
15:15-15:45
  Mnova 関連情報(Mestrelab)
15:45- 16:00
  質疑ー終了
(変更になる場合があります)
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お問い合わせ:
  (株)JEOL RESONANCE    担当:末松 042-542-2241
  (株)システムプラス   担当:梅本 045-567-6633


3) 定量NMRビギナーズコース / qNMRコースの紹介
定期講習に定量NMRのビギナーズコースとqNMRコースがあります。
定量NMRのビギナーズコースは装置をお持ちでない方、弊社の装置をお使いでな
い方、どなたでも参加いただけるコースです。基礎を整理し、実際の分析操作
を見学できます。
qNMRコースはECS/ECA/ECX/ECZをお使いの方対象のコースです。
実際の測定を詳しく実習します。

qNMR コース: 2018年2月16日(金)
(コース詳細) https://www.jeol.co.jp/solution/training/nm/nm_23.html
(お申し込み) https://www.jeol.co.jp/solution/training/nm/nm_23_form.html

定量NMRビギナーズコース: 2018年2月15日(木)
(コース詳細) https://www.jeol.co.jp/solution/training/nm/nm_03.html
(お申し込み) https://www.jeol.co.jp/solution/training/nm/nm_03_form.html


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※ 次号の「qNMRメールマガジン」の配信予定は⇒ 2月 5日(月)です。
第4回 NMRで定量分析ができるわけ
もう少し詳しく定量NMRの原理を紹介します。
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◇ お問合せ・ご意見・ご感想
mailto:jmmc@jeol.co.jp (メール)
https://m.jeol.co.jp/contact/sougou/ (WEBから)

◇ qNMRメールマガジンの宛先変更・停止
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イベントのお知らせ以外の目的には使用いたしません。

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