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JMS-Q1050GC ガスクロマトグラフ質量分析計

販売終了

JMS-Q1050GC ガスクロマトグラフ質量分析計

特長

  • 広い濃度範囲に対応したダイナミックレンジ

  • 長期間安定した高感度

  • 過酷な測定条件での分析を可能にした高い排気能力

  • 迅速かつ容易なメンテナンス性

  • 多成分一斉解析を可能にした定量ソフト”Escrime™”

  • 広がるGC/MSソリューション

 

すべてはお客様の満足のために

広い濃度範囲に対応したダイナミックレンジ

試料中に含まれる測定対象物質の濃度差が大きい場合には、その濃度差に応じて測定条件を変更せざるを得ないケースがあります。

クラス最高の大きさを誇る双曲形四重極を搭載したJMS-Q1050GC では、イオンの許容量が大きく、結果としてイオン量に対する広いダイナミックレンジを実現しました。

これにより、測定対象物質の濃度による条件変更を行わずに測定することが出来、濃度差のあるサンプルに威力を発揮します。

さらに双曲型の四重極は、優れたイオン透過性を有し、特に高質量領域での感度向上を実現しています。その上、四重極部の温度を高い精度で制御することにより、m/z 軸安定性を格段に向上させました。

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長期間安定した高感度

大量のキャリアガスが検出部に流入すると、ノイズの増加を招き、結果的に感度の低下につながります。そこで、JMS-Q1050GC の検出器部分に新たに開発した技術「Drawing lens(ドローイングレンズ)」を導入することで、ノイズを極限まで減らし高感度化を実現しました。

さらに、New フィラメントの採用によりフィラメントの長寿命化を実現し、ランニングコストの低減に成功しました。また、デュアルフィラメント構造の採用により、装置のダウンタイムを最小限に抑え、長期的に装置の高感度を維持することが可能となります。

四重極が大きいことにより、一度に大量のイオンを四重極へ導入することができるJMS-Q1050GC は高感度分析を可能にした技術の一つです。

過酷な測定条件での分析を可能にした高い排気能力

ガス分析に威力を発揮

JMS-Q1050GC は、ガス分析に広く使用されるパックドカラムを直接装着することが可能な唯一の GC-QMS です。

パックドカラムを用いると、空気中にppb オーダーで含まれている希ガス成分を高感度に分析することが可能です。

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大量注入分析が可能

一般的な溶液サンプルの GC-MS 分析では、インジェクション後、溶媒に由来する巨大なピークが溶出します。その際測定を行うことは QMS への負荷が大きく、通常は溶媒溶出時にフィラメントを点灯させません。しかし場合によっては目的化合物のピークが、この溶媒ピークの直近もしくはオーバーラップして溶出することがあり(下図参照)、このような場合には、インジェクション直後からフィラメントを点灯させ、溶媒ピークが溶出している間も測定を継続する必要があります。

大量の溶媒注入によるシャットダウンを起こさない高排気、大量のイオンが導入されてもクエンチしない四重極が必要となります。JMS-Q1050GC を用いれば、このような過酷な条件下での測定が可能です。

ダブルカラムにも対応

JMS-Q1050GC は、ターボ分子ポンプ交換などのオプションの追加なしで2本のカラムを同時にQMS に接続するダブルカラムでの分析が可能です。 最新の大型スプリットフローターボ分子ポンプを採用し、イオン源部と分析部を差動排気することにより、ダブルカラムでの分析時であっても分析部の真空度の低下を抑制します。

迅速且つ容易なメンテナンス性

装置メンテナンス時間の短縮

以前よりご定評いただいているシンプルな構造のイオン源にさらなる改良を加え、デュアルフィラメントを搭載しながらも、イオン源チャンバーの着脱には一切の工具は必要ありません。多検体の分析で最も汚れるイオン化室が短時間で洗浄可能です。また、シンプルな構造のため、イオン源の再組み立てを間違える心配はありません。

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消耗品交換時期の表示

記録ノートは必要ありません。

ソフトウェアが消耗品の使用状況を記録していますので、セプタムやガラスインサートなどの交換時期はソフトウェアが自動でお知らせします。

多成分一斉解析を可能にした定量ソフト“Escrime™”

定性解析情報を定量条件へワンクリックパス

定性解析で得られた化合物情報をドラッグ&ドロップで定量条件に貼り付けできます。定量条件作成の手間を減少させ、ストレスの少ない快適な定量解析を実現しております。

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リテンションタイム予測機能

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充実したレポート作成機能

レポートのテンプレートは数が豊富なだけではなく、お客様のお好みの形式に編集が可能という特長をもっています。

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150検体以上の測定データを一括処理

面積計算、検量線の作成、定量値の算出を自動で行うことはもちろん、その後の面積計算範囲の個別変更、一括変更が行え、定量計算処理にかかる時間を大幅に短縮できます。

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広がるGC/MSソリューション

次世代HS-GC/MSシステム

従来のサンプルループ方式に加え、トラップモードを標準搭載した S-trap ヘッドスペースシステムは、極低濃度測定を実現しました。 従来のサンプルループ方式では困難であった水中カビ臭測定を1pptまで検出保証が可能となり、食品、香料、材料などの揮発性成分の測定に使用されています。

スニッフィングGC/MS システム

スニッフィングGC/MS はキャピラリーの出口を分岐し、一方をMS へもう一方をGC 外部に取出して直接鼻で嗅ぐ手法です。 オリジナルソフト AROMAVOICE はこの手法に高い音声認識と「におい」成分の定性解析が正確に行えます。

Combi PAL GC/MS システム

Combi PAL は1 台で液体インジェクション、HS、SPME( 固相マイクロ抽出)、固相抽出の自動化や液体サンプルの分注、希釈などが可能な多機能オートサンプラーです。 また大量注入Lavi-Stoma を用いることで極低濃度サンプルの大幅な感度向上や濃縮作業の省略、採取サンプル量の少量化、誘導体化が可能となります。

Py-GC/MS システム

熱分解GC/MS システムは、マルチショット・パイロライザーによる熱抽出・熱分解とGC/MS を組み合わせた分析手法です。分析目的に合わせて瞬間熱分解法、熱脱着法、発生ガス分析法およびハートカット分析法の選択が可能です。

サーマルデソープションシステム

TD-4J 熱脱離装置はトランスファラインを用いない、シンプルなサンプル導入が可能な為、サンプルの吸着や分解を最小限に抑えることが出来ます。一般大気中のVOCs はもちろんのこと、材料分析などにも応用が可能です。 基本構成はシングルチューブ対応ですので、比較的安価にて導入でき、オプションにより20 検体までの自動化にも対応可能です。

直接導入プローブ

DIP/DEP

直接導入プローブは熱や溶媒に不安定な化合物、高沸点化合物の分析に最適です。
液体で測定可能なフィラメント加熱タイプ(DEP)および液体、固体で測定可能なヒータータイプ(DIP)の選択が可能です。

仕様・オプション


(mm)
奥行
(mm)
高さ
(mm)
質量
(kg)
QMS本体 420 583 420 52
ガスクロマトグラフ 590 540 500 50

QMS本体

イオン源
イオン化法 EI,CI(オプション)
イオン化電圧 30~200eV
フィラメント デュアルフィラメント
温度 100~300℃
分析部
マスフィルター プリフィルタ付き高精度双曲形四重極
マスレンジ 1.5~1022
分解能 ≧2000(m/z614半値幅)
検出部
検出器 コンバージョンダイノード付き2次電子増倍管
排気系
排気方式 差動排気
主ポンプ 大容量TMP
補助ポンプ ロータリーポンプ
真空ゲージ マグネトロン真空計
感度
EI スキャン S/N≧360 OFN 1pg m/z272
EI SIM S/N≧120 OFN 0.1pg m/z272
CI(オプション) スキャン S/N≧200 ベンゾフェノン 100 pg m/z183
NCI(オプション) スキャン S/N≧150 OFN 0.1pg m/z272

アプリケーション

JMS-Q1050GCに関するアプリケーション

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