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QUICKER-1010 ポータブル高周波加熱前処理装置

販売終了

QUICKER-1010 ポータブル高周波加熱前処理装置

試料の溶解や素材からの添加剤の抽出、分解作業を速やかに行なえる前処理装置です。
キューリーポイント方式で温度の再現性がよく、しかも、省エネルギータイプの前処理装置です。

特長

「試料の溶解や素材からの添加剤などの抽出、分解作業を速やかに行いたい!」
そんな分析する方々の共通の願いを、高周波加熱装置「QUICKER1010」はお答えできる省エネルギータイプの前処理装置です。
ポータブルタイプであることから、100ボルト電源があれば、どこでも使用可能です。
ちょっと加熱してみたい、抽出してみたい時に、期待に答えてくれる。そんな装置です。

原理

熱源は高周波電磁誘導加熱方式によるため、速やかな加熱ができます。しかも、温度の再現性は抜群です。
発熱体のパイロホイルを交換するだけで、速やかに加熱温度を変更できます。これはオイルバス加熱やブロックヒーター加熱にない特徴です。
発熱体のパイロホイルは 160~1040℃まで、約20種類ありますので、用途により、低温から高温まで加熱することが可能です。

応用用途

試料の前処理として、下記のような方法が考えられます。

方法 用途と効果
1 熱抽出 素材中の添加剤の確認、定性。
脂肪酸金属塩や油脂種の確認にはアルコール添加熱抽出が有効です。
2 溶媒抽出 樹脂中添加剤の定性、定量分析に有効。
数mg~数十mgの試料量に対して溶媒0.1ml~3ml程度を用いる方法。
3 熱分解 樹脂の定性分析。
封管系で行うため、分析装置を汚染しません。
4 発生ガス分析 素材を加熱したときに発生する特定ガス分析。
作業環境測定に使用するガス検知管を用いるので標準ガスは不要です。
5 誘導体化反応 官能基のメチルエステル化やトリメチルシリルエーテル化などが可能。
高温が簡単に得られますので、反応時間を短縮できます。
6 試料の溶解 機器分析測定前の試料の溶解などに有効。
加温溶解の必要がある樹脂試料などに適しています。

機能

仕様・オプション

加熱方式 高周波加熱方式
導入方式 オフライン
試料容器 専用ガラスチューブ
試料導入量および
温度制御(パイロホイル使用)
熱抽出量(φ5管): 10~100mg、160~300℃
溶媒密封抽出(φ5管): 3~6mg、255℃以下
溶媒抽出(φ13管): 20~500mg、170℃以下
封管熱分解: 0.1~1mg、160~1,000℃
時間設定 最大99分59秒/1secStep(アラーム付)
所要電源 AC100V、5A
周波数 約750KHz
本体寸法 170(W)×340(D)×180(H)mm
重さ 5Kg
  • 高周波使用届の必要はありません。

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