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・弊社の米国法人JEOL USA, Inc. が開発した iPhone, iPod touch, iPad 用のアプリです。
・元素組成から同位体ピークの正確な質量および相対強度を計算します。
・精密質量から指定された許容誤差内で可能な元素組成を計算します。
・分子量から多価イオンのm/z値を計算します。
・隣り合った2つの多価イオンピークのm/z値から分子量を計算します。

JEOL MS Calculatorアプリは、App Storeから無料で入手できます。


App Soreからダウンロード

特長

免責事項

  • 本アプリケーションソフトウェアは「現状のまま」で、何らの保証も無く提供されるものです。

  • 日本電子は、本アプリケーションソフトウェアを通じて提供される情報の正確さについては細心の注意を払ってはいますが、情報の完全性を保証するものではありません。

  • 日本電子は、本アプリケーションソフトウェアに不具合、欠陥がないこと、第三者の権利を侵害しないこと、本アプリケーションソフトウェアがお客様の特定の目的のために適切であることまたは有用であることについて保証するものではありません。

  • 日本電子は、本アプリケーションソフトウェアの使用または本アプリケーションソフトウェアに関連して生じたお客様および第三者の損失、損害等または第三者からのお客様に対する異議、請求等に対していかなる責任も負いません。

  • 本アプリケーションソフトウェアに関して、弊社のコールセンター・サービス網を通してのサポートはありません。

  • 本アプリケーションソフトウェアに関する問い合わせ・質問・要望に関しては、弊社の「JEOL製品お問い合わせ 」ページを通してのみお受けいたしますが、回答をお約束するものではありません。

  • 本アプリケーションソフトウェアの内容・情報等は、予告なく変更されることがあります。

JEOL MS Calculatorアプリの使用法

ご注意!

本アプリをインストール後、最初に起動した際に、元素組成の計算に使用される元素の種類・最小数・最大数を表示する欄の内容を必ず確認ください。もし、この欄が空白の場合は、その右隣にある [Reset] ボタンをタップしてデフォルト値を設定してください。この欄が空白のまま使用を続けると正常に動作しません。

タブページ

画面下部のタブコントロールをタップして、表示するページを選択します。現在選択されているタブページは、タブコントローラー上で青色で強調表示されます。3つのタブページがあります。

  • Composition (元素組成と同位体パターン)

  • Multiple Charge (多価イオンピークの計算)

  • Set limits (元素組成計算のための元素の種類・数の制限)

同位体パターンの計算

同位体パターンを計算するには、[Composition] タブ ([CHON]アイコン) を選択し、次の操作を行います。

  • 「Formula or Mass」というラベルの付いた緑色の長方形に、元素組成* (例:「C60」または「C19H38O2」) を入力します。

  • 「Calculate」ボタンをタップします。

  • 計算された同位体パターンがテキストボックスに表示されます。

* 元素組成は元素記号で始まる必要があります。数値を入力すると、アプリはそれを精密質量値とみなして元素組成の計算を試みます。元素記号では大文字と小文字が区別されます。「CO」(炭素と酸素)は「Co」 (コバルト) とは異なります。

元素組成の計算

元素組成を計算するには、[Composition]タブ ([CHON]アイコン) を選択し、次の操作を行います。

  • 「Formula or Mass」ボックスに精密質量を入力します。

  • 「Calculate」をタップして、指定された制限内のモノアイソトピック精密質量を持つ元素組成を計算します。

計算に含める元素と、それぞれの最小数・最大数

計算に含める元素と、それぞれの最小数・最大数は、「Formula or Mass」ボックスの上のボックスに表示されます。各元素と、それぞれの最小数・最大数が次の形式で示されています:元素記号{スペース}最小/最大。各元素記号と、それぞれの最小数・最大数との間にはスペースが必要です。たとえば、「C 0/50 H 0/100 O 0/10 N 0/10」は、0個から50個の炭素、0個から100個の水素、0個から10個の酸素、および0個から10個の窒素を含む組成を計算することを意味します。「Reset」をタップすると、デフォルトの、小分子に適したC、H、O、Nと、それぞれの最小数・最大数を表示します。

  • 各元素と、それぞれの最小数・最大数を示す文字列は直接編集できますが、定義された形式に従う必要があります。

  • 一般に、正しい形式を確保するために、[Set Limits]タブで元素数と、それぞれの最小数・最大数を設定する方が簡単です。

  • 存在する可能性のある元素を省略すると、正しい組成が表示されません。

  • 多数の元素を含めると、組成のリストが非常に大きくなり、計算に非常に長い時間がかかる場合があります。

Ion polarity (イオンの極性)

「+」、「-」、または「0」をタップして、正イオン、負イオン、または中性質量を指定します。

  • 「+」を選択すると、計算された中性質量から電子の静止質量 (0.000548u) が差し引かれます。

  • 「-」を選択すると、電子の静止質量が加算されます。

  • 「0」を選択すると、電子の質量は無視されます。

Ion type (電子数に基づくイオンタイプ)

電子数に基づくイオンタイプがわかっている場合は、計算される組成の数を制限できます。

  • Even: [M+H]+、[M–H]-、[M+Na]+などの偶数電子イオン

  • Odd: M+・などの奇数電子イオン

  • Both: 両方

Mass (質量;より正確にはm/z値)

測定されたm/z値を入力して、指定された元素数の上下限内のすべての組成を計算します。
測定されたm/z値が電子の質量を考慮に入れたものである場合は、イオンの極性を指定する必要があります。 現在、一荷イオンのみがサポートされています。

Tolerance (mmu) (許容誤差)

元素組成を計算するための質量許容誤差。この許容誤差が、測定されたm/z値の精確度 (真度と精度) と整合していることを確認してください。Mass (実際にはm/z) として「91」を入力し、偶数電子イオンを指定し、5 mmu (0.005u) の質量許容誤差を指定すると、表示される組成はC2H3O4 (m/z 91.003) のみとなります。しかし、「91.055」と入力すると、組成としてはC7H7 (m/z 91.055) とC2H7O2N2 (m/z 91.051) が計算されます。

Set Limits タブ

このタブを使用して、元素組成の計算に含める元素を選択し、各元素の最小数と最大数を指定します。

  • 元素記号をタップして、元素を含めるか、あるいは含まれている元素を計算から除外します。

  • 現在含まれている元素は赤で強調表示されます。

  • 含まれている元素の最小数と最大数を指定します。

  • 「X」を選択し、下のボックスに元素記号を入力してください 。(上図の例では「K」 (カリウム) を指定しています。)

  • これらの元素と、その最小数・最大数を元素組成の計算に使用するには、[SAVE LIMITS] ボタンをタップします。

よくある質問

Q.「Error in Limits: Check for an invalid character.…」というエラーメッセージが表示されます。
A.
上記「ご注意!」を参照いただき、元素組成の計算に使用される元素の種類・最小数・最大数を表示する欄が空白でないことを確認してください。

Q. このアプリに関して質問があるのですが、コールセンターへ連絡すれば良いのでしょうか?
A.
恐れ入りますが、上記「免責事項」にある通り、コールセンターでのサポートは行っていません。
本アプリに関する問い合わせ・質問・要望に関しては、弊社の「JEOL製品お問い合わせ 」ページを通してのみお受けいたしますが、回答をお約束するものではありません。

Q. 得られた同位体ピークパターンの計算結果が、現在使用しているMSデータシステムからの結果と一致しません。m/z値が0.0005程ずれているように思いますが?
Q. 得られた元素組成と、それらの質量誤差が、現在使用しているMSデータシステムからの結果と一致しません。m/z値が0.0005程ずれているように思いますが?
A.
弊社製のMSデータシステムソフトウェアは、基本設計が行われた年代によって電子質量の取り扱い方が異なります。
以下のデータシステムソフトウェアから得られたデータから元素組成を計算する、あるいは同位体ピークパターンを比較する場合は、Ion Polarityを実際に観測されたイオンの極性に合わせて「+」または「-」に設定してください。

  • msTornado™ (JMS-S3000)

  • msAxel (JMS-T2000GC, JMS-T200GC)

  • msAxel@LP (JMS-T100LP)

 

以下の、比較的古いデータシステムソフトウェアから得られたデータから元素組成を計算する、あるいは同位体ピークパターンを比較する場合は、実際に観測したイオンの極性に関わらずIon Polarityを常に「0」に設定してください。

  • MassCenter (JMS-T100GCV, JMS-T100GC, JMS-T100LP, JMS-T100CS, JMS-T100TD, JMS-T100LC)

  • DAWin CCM / Winfinity (JMS-800D, JMS-700(2), JMS-700, JMS-SXシリーズ, JMS-AXシリーズ, JMS-DXシリーズ)

  • XMS (JMS-800D, JMS-700 (2), JMS-700, JMS-SXシリーズ, JMS-AXシリーズ, JMS-DXシリーズ)

 

また、上記の電子質量の扱いの設定を正しく行った場合でも、本アプリで計算される同位体ピークのm/z値が、お使いのデータシステムソフトウェアでの計算値と完璧には一致しない場合があります。
これは

  • それぞれのアプリ・ソフトウェアに組み込まれている個々の同位体質量の値は、Atomic Mass Data Center* が取り纏めているAtomic Data Evaluationに基づいていますが、この値は測定技術の進歩に伴い、発表年によって微妙に異なること。

  • それぞれのアプリ・ソフトウェアに組み込まれている計算アルゴリズムの違いによります。予めご了承ください。

 

Q. 元素組成の計算において不飽和度 (Double Bond Equivalence; DBE) の範囲による制限はできないのでしょうか?
A.
恐れ入りますがDBEによる制限の機能は実装されていません。計算された各元素組成にはDBEも表示されますので、それを見ての判断をお願いします。

Q. Android版は無いのでしょうか?
A.
恐れ入りますがAndroid版を開発する計画は、現時点ではありません。

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