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EM CPD300
臨界点乾燥装置 (Leica社製)

EM CPD300 臨界点乾燥装置 (Leica社製)

Leica EM CPD300は、全自動化されたプロセスで再現性に優れた高品質な乾燥を行う臨界点乾燥装置です。
柔らかく水を多く含んだ試料においてその形態や微細構造をSEMで観察する場合、試料の微細構造を維持したまま乾燥する必要があります。
乾燥は生物試料の場合、化学固定を行ってから、水分をアルコールなどの有機溶媒に置換して、t-ブチルアルコールを用いた凍結乾燥法、または液化炭酸を用いた臨界点乾燥法を使用するのが一般的です。これまでの臨界点乾燥法は耐圧チャンバー内での液化炭酸の置換、温度、圧力、バルブ制御が必要で、常にユーザーによる操作が必要でした。
EM CPD300は液化炭酸の注入、置換、排出などの一連の操作を自動化し、ユーザーはプログラムを呼び出してスター卜するだけです。フルオートで快適な操作、かつ再現性良く、試料の乾燥が行えます。

特長

  • 多彩な試料ホルダーにより生物試料、MEMSなどニーズに合わせた乾燥が可能です。

  • ライカ独自のフィラーコンセプトにより、液化炭酸の消費量とプロセス時間を削減します。

  • 装置の操作はタッチパネルから直感的に行え、プロセスレシピの共有が可能です。

仕様・オプション

サイズ、ユーティリティ

本体 (W) 340 × (D) 583.5 × (H) 382.5 mm 31 kg
電源 100 ~ 230 V、50 / 60 Hz
消費電力 170 W

試料室

試料室サイズ 直径60 mm × 深さ62 mm
溶液容量 最大175 ml

圧力

最大処理圧力 79 bar (= 7.9 Mpa = 77.97気圧) 安全弁あり
安全弁耐圧 20°Cにおいて、105 bar (= 10.5 Mpa = 103.62 気圧)

温度

冷却モード
温度範囲 5 ~ 25°Cの範囲で設定可能 (1°C単位)
加熱モード
温度範囲 30 ~ 45°Cの範囲で設定可能 (1°C単位)
cut off機構 チャンバー内が、45°Cを超えると自動的にoff

溶媒、液化炭酸

使用可能な置換溶媒 エタノール、アセトン、イソフロパノール
液化炭酸 純度 99.5%以上、サイフォン管付液化炭酸ボンベを使用

ユーザーインターフェース

タッチパネル 現在温度、圧力モ二夕ー、ステイタス、時間表示
プログラム (auto仕様のみ)
自動制御 液化炭酸の流入・置換から、臨界状態作製、ガスリーク及び試料の乾燥完了まで自動制御
プログラム登録数 50個まで

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