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13Cに結合した19F数を確認する

NM170020

19F化合物では13Cに結合した19Fの数を知ることも構造解析に有効です。19F化合物は化学シフト範囲が広く、19Fを均一に励起することが難しい試料もあります。このような試料ではDEPTよりもAPTの方がきれいなスペクトルを得ることができます。ただしAPTは通常の13Cよりも低感度な測定法になりますので、13Cよりも長い測定時間が必要になります。以下のスペクトルは、5% エチル1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルエーテル/DMSO-d619F, 13CおよびAPTスペクトルです。19Fの化学シフト範囲が非常に広い化合物で、19Fを均一に励起するのが難しい化合物です。

CF3-CHF-CF2-O-CH2-CH3
  • 13C-19FのAPTではCF3とCFが正の信号、CF2, C, 溶媒が負の信号で観測されます。
  • 1Hデカップリングを加えることで、より単純で高感度のスペクトルを得ることができます!
  • ROYALプローブHFXを使用すると、下記の1H,19F,13Cの三重共鳴測定が可能です!
13C {1H, 19F} and 13C-19F APT {1H} spectra, 32 scans

13C {1H, 19F} and 13C-19F APT {1H} spectra, 32 scans

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