電池製造ラインの環境検査 ~異物の全自動粒子検査システム~
Particle Contamination Inspection system for VDA19.2
製造ラインの環境は管理されていますか?
作業環境に存在する粒子(異物)は製品のコンタミネーションに繋がります。特にリチウムイオン電池(LIB)の製造現場で金属異物が混入すると、内部短絡によりバッテリーの発火を誘発する可能性があります。
電池製造では製品安全性の確保、歩留改善やリコール削減のため、 LIBの組み立て環境において製造環境検査VDA19.2 に準拠した異物の管理と検査が求められています。
製造環境検査に関する規格 VDA19.2
自動車部品の清浄度管理に関する国際規格ISO16232は、ドイツ自動車工業会規格VDA19を基に発行されています。VDA19は製造部品表面の清浄度を対象に「部品を洗浄した後の洗液から測るVDA19.1」 と、「洗浄不可能な部品を対象に製造工程環境を測るVDA19.2」に分かれています。
自動車生産ではエンジンやトランスミッションなどの自動車部品の他に電子部品やリチウムイオンバッテリーなどの部品もVDA19の対象になり洗浄不可能な部品である車載用LIBは、VDA19.2による生産環境由来の汚染物質管理が必要となります。
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