JASON Tips: ルール機能の設定
NMJT_0012
キャンバス上にスペクトルを開くときのルール機能を設定できるようになりました。
設定したルールに従い、同じレイアウト、解析、データ処理でスペクトルを開くことができます。
① ルールブラウザを開きます。
② ルールブラウザではレイアウト、解析、データ処理に関して詳細な設定ができ、それぞれプルダウンして条件およびアクションを設定します。
ルール設定後にデータを開くと、データ処理ルール ⇒ 解析ルール/レイアウトルール の順でルールが適用されます。(データ処理ルールがない場合は標準的な処理が適用されます。)
各ルールについて
条件
3種類のルールはすべて選択できる前提条件が同じです。
また、2次元スペクトルの場合、処理ルールではY次元の条件が利用可能になります。
アクション
データ処理ルールではユーザー定義、推奨条件、生データの条件から処理方法を選べます。
解析ルールではピークピック、マルチプレット解析、積分のいずれかを選択できます。
レイアウトルールでは“外観”および“関連アイテムの作成”のオプションが利用できます。 “外観”はスペクトルに適用されるジオメトリ、スタイル、ズーム、注釈、カットなどを指します。
“関連アイテム”にはリンクされたテーブル、マルチプレットレポート、分子などに加え、それらと同じページ上にある画像、テキストボックスなどが含まれます。
ライブラリの作成
ルールをグループ化し、ライブラリとして保存することができます。そのため、自由にライブラリを整理し、使い分けることが可能です。
これらは JASON(JEOL Analytical Software Network) ver.3.1 によるものです。