製品紹介
食品分析ソリューション
~食の安全・安心/おいしさ評価~

分析種別
食の安全・安心

- GC-TOFMSガスクロマトグラフ飛行時間型質量分析計
- 多くの妨害成分が存在する中、高い質量分解能により目的成分をより選択的に検出することが可能な装置です。また、測定時間を短縮したハイスループット分析にも対応でき、食品中の残留農薬分析のスクリーニング分析に最適です。
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にんじん試料中農薬成分の抽出イオンクロマトグラム (EIC)
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Fast GCによる農薬100成分のハイスループット分析
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良好な感度と再現性

- XRF蛍光X線分析装置
- 液体・粉体・固体試料に含まれる元素の平均組成分析を行う装置です。食品では原料や製品に含まれるミネラル成分の定性/ 定量分析が可能で、有害元素の検出や混入異物の発生原因調査にも役立ちます。
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玄米中のヒ素(0.32ppm)の測定

- SEM走査電子顕微鏡
- 電子線を使用して、試料表面の形態観察を行う装置です。EDS(Energy Dispersive X-ray Spectroscopy)を装着し、短時間で元素分析を行うこともできます。
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剥き栗の変色部分析
おいしさ評価

- μCTX線CT微細構造解析システム
- 非破壊で試料全体の三次元再構成を行い、その内部の2D/3Dでの微細構造の解析が行えます。食品では食感を左右する素材・組織の厚みや空隙等の定量評価が可能です。
X線CTで得られた3Dイメージを基にパン生地の厚みと空隙サイズについて定量的評価を行いました。この食パン生地の厚み分布は0.07~0.13mmの範囲にピークがあり、生地の平均厚みは0.123mmでした。一方、空隙サイズの分布は0.1~0.2mmの範囲にピークを示し、平均空隙サイズは0.223mmでした。
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食パン内部構造の非破壊解析

- ESR電子スピン共鳴装置
- ESRは試料中のラジカルを検出します。食品は保存中に酸化劣化によりおいしさが損なわれます。抗酸化成分を含む食品では初期には活性酸素が除去されますが、抗酸化成分が消費されてしまうと劣化が始ります。ESRによるラジカル量計測は、飲料の品質評価などに役立てられています。
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ESRによるビールの香味安定性評価
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種種のビール系飲料のラグタイム

- NMR核磁気共鳴装置
- 物質中の特定の元素に注目し、その周りの構造や環境を調べることができる装置です。定性分析だけではなく、信頼性の非常に高い定量分析も可能です。分析対象物と同じ標準物質を必要としない定量分析のため、汎用性が高いです。食品では甘味、うま味、酸味成分などのスクリーニング分析に有効です。
NMRでは物質を単離せず混合物のまま測定することができます。 うま味成分である核酸(グアニル酸、イノシン酸)やアミノ酸(グルタミン酸など)、甘味を呈する糖類を、条件を変えずに一括で迅速に測定できるのが特長です。
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だしの成分を一括検出して定量

- Sniffing-GC-MSスニッフィング-
ガスクロマトグラフ質量分析計 - 香気成分について、官能分析と定性・定量分析を同時に行う装置です。食品では商品開発、品質管理、クレーム対応などに用いられます。
高感度測定を可能とするトラップ-ヘッドスペースとスニッフィング/GC/MSを組み合わせることで、より多くのにおい成分を嗅ぎ分けるとともに、その化学物質を特定することが可能です。
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コーヒーの匂い分析