試料温度-100 ~200°C を達成!広温域 HXMASプローブ
NM160010
広温域HXMASプローブは新設計のスピニングモジュールにより設定温度との乖離を少なくし、高速回転下で試料温度-100~200°C を達成しました。また温度変化時の断熱・排気システムを見直し、このような広範囲の高温低温実験がナローボアマグネットで可能になりました。
以下に固体NMRの温度校正用試料Pb(NO3)2の207Pbスペクトルを示します。207Pbの化学シフトから試料温度がおよそ-100 ~200°Cとなっていることがわかります。
以下に固体NMRの温度校正用試料Pb(NO3)2の207Pbスペクトルを示します。207Pbの化学シフトから試料温度がおよそ-100 ~200°Cとなっていることがわかります。
装置:JNM-ECZ600R |
* 試料温度200°Cを達成するには別途オプションが必要な場合があります。
* 150°C以上では耐熱用ジルコニア試料管が必要です。
参考文献
[1] A. Bielecki and D.P. Burum, J. Magn. Reson. A, 116, 215-220 (1995).
[2] T. Takahashi, et. al., Solid State Nuc. Magn. Reson., 15, 119-123 (1999).