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µCTによる非破壊3D構造解析 ~カプセル剤の3D構造解析~

µCT-AP002

µCT (X線CT装置) の利点は試料内部への応力を加えずに、そのままの状態で様々な構造評価が行えます。
ここでは、カプセル剤 (顆粒剤) 内部の3D構造解析をご紹介いたします。

測定条件と測定概要

10 mmΦ試料ホルダーへカプセル剤をSET

透過像上の測定範囲 (高さ方向)

撮像条件

測定条件項目
X線電圧/電流 45 kV / 88 µA
ボクセル分解能 2.5 µm
解析視野 (FOV) 10 mmΦ
X線照射時間 2.5 s
積算回数 2

2Dスライスデータ (画像解像度: 4102×4102 スライス数: 2000) 

図1 図2

3D粒子径分布解析 (ボクセルサイズ: 2.5 µm)

図3. 外側のカプセル部分を半透明にして顆粒のサイズ毎に色を付けたカラーマップ3Dデータです。
顆粒サイズが小さいほど深緑色を示し、大きくなるにつれ橙色から赤色で示しており、顆粒サイズ分布の目視確認が可能です。

図3

図3.

図4. 顆粒径分布グラフを示しており、縦軸は頻度 (%) で横軸は顆粒径を示しています。

図4

図4.

最大顆粒径: 765.0 µm
平均顆粒径: 419.6 µm

3Dカプセル厚み分布解析 (ボクセルサイズ: 2.5 µm)

図5. 外側のカプセル部分の厚み毎に色を付けた厚み分布カラーマップ3Dデータです。
厚みが小さいほど深緑色を示し、大きくなるにつれ橙色から赤色で示しております。

図5

図5.

図6. カプセル厚み分布グラフを示しており、縦軸は頻度 (%) 横軸はカプセル厚みを示しています。

図6

図6.

最大厚み: 105.0 µm
平均厚み: 164.0 µm

3D顆粒剤内部構造解析 (ボクセルサイズ: 2.5 µm)

図6. 7. 顆粒剤内部の空隙サイズ毎に色を付けた空隙径分布カラーマップ3D及び空隙径分布グラフです。

 

図6. 7

粒子全体体積 粒子体積 空隙率 空隙交差数
/ 1 mm3
空隙数 / 1 mm 平均空隙径 平均空隙間隔 空隙形状
0.1344 mm3 0.0231 mm3 17.2% 28970.8379 35.8978 9.7 µm 27.1 µm 2.88 (棒-球)
 

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