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Coldspray-TOFMS : スプレー方向変換ユニットの効果について [ColdSpray-TOFMS Application]

MS Tips No.035

LC-MS が汎用的に使用されている現在、ESI 法は最もソフトなイオン化法としてイオン性あるいは極性化合物等の分析に有効であることが広く知られています。しかしながら、この ESI 法を用いても反応活性な有機化合物が溶液中でどのような構造を持つか解明することは非常に困難です。この問題を解決するべく、最近開発された新たな手法がコールドスプレーイオン化法1) です。コールドスプレーイオン化法は徳島文理大 山口健太郎教授によって報告された手法であり、スプレー用窒素ガスを冷却することにより試料を低温条件下でイオン化する手法です。この手法により生成されたイオンは、分子本来の性質が反映された会合体構造を保持したままイオン化する場合が多く、これを詳細に検討することで、分子の機能や周辺環境を含む総合的な構造解析が実現されます。弊社では 2003 年、このコールドスプレーイオン化法に対応した新設計のイオン源を JMS-T100LC "AccuTOF" に組み込んだ、JMS-T100CS "AccuTOF CS" を発表しました。この新型イオン源にはスプレー方向変換ユニットが設置されており、スプレー方向を直交型から同軸方向型へと切り換えることが可能です。本稿では AccuTOF CS を用いてプロリンの測定を行い、スプレー方向変換ユニットの効果について検討を行いました。
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