核磁気共鳴装置 (NMR)
NMRとは、Nuclear Magnetic Resonance (核磁気共鳴) の略で、原子核を磁場の中に入れて核スピンの共鳴現象を観測することで、物質の分子構造を原子レベルで解析するための装置です。特に、有機化合物および高分子材料の分析に威力を発揮し、製薬・バイオ・食品・化学といった分野で使われていますが、最近ではセラミックや電池などの無機材料の構造・物性解析にも適用範囲を広げています。
日本電子は、超伝導マグネット、NMR分光計、各種プローブをはじめ、幅広い研究・分析ニーズに対応するNMRシステムと解析ソリューションを提供しています。
高分解能NMRシステムの主要構成
超伝導マグネット(SCM)のラインナップ
研究用途に合わせた超伝導マグネットを展開
高磁場になるほど検出信号の分離能が高くなり、より複雑な構造の分子の構造決定が容易になります。
同時に感度も向上し、測定時間の短縮が可能です。
磁場強度によるNMRスペクトル比較
Camphorの 1H NMRスペクトル 拡大図 磁場比較
C6D6の 13C NMRスペクトル 拡大図 磁場比較
NMR分光計のラインナップ
測定目的に応じて選べる3つのNMR分光計
S (Solution) series:400 MHz溶液測定専用のエントリーモデル
R (Research) series:溶液測定はもちろん、固体測定・高磁場マグネットへの接続が可能なスタンダードモデル
G (Grand) series:チャンネル拡張や、多様化する最先端のアプリケーションに対応するフラグシップモデル
| ECZL S | ECZL R | ECZL G | |
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NMRプローブのラインナップ
測定対象やアプリケーションに応じて選べるNMRプローブ
NMRプローブ (検出器)は、試料に高周波数パルスを照射し、磁気共鳴によって生じたNMR信号を検出するのが役割です。用途に応じて様々なプローブがラインナップされています。
測定したい試料の形状に応じて
試料形状や測定条件に適したプローブにより、安定したNMR測定を可能にします。
アプリケーションに応じて
多様なアプリケーションに対応したプローブを取り揃えています。研究・開発ニーズに合わせた最適な測定環境を提供します。
アプリケーション例
標準2チャンネル分光計における三重共鳴測定
JNM-ECZL シリーズのMFDS (Multi Frequency Drive System) の機能により、標準2チャンネルのNMR分光計でも三重共鳴測定が可能になります。
JNM-ECZL S, R, Gにて対応可能
微量試料の高感度測定
極低温高感度プローブを使用することで微量の測定をより高感度に短時間で測定することが可能です。
JNM-ECZL R, Gにて対応可能
固体NMRを用いた薬剤成分の結晶多形の比較
固体状態で測定することで溶解してしまうと失われてしまう結晶構造の情報を取得できます。
JNM-ECZL R, Gにて対応可能
高磁場勾配拡散測定システムを用いた多核種の拡散測定
高勾配磁場を印加できる拡散プローブと50A電源を使用することで運動性の低い試料の拡散測定が可能です。
JNM-ECZL Gにて対応可能
※いずれもアプリケーションに対応するNMRプローブが別途必要となります。
NMR関連情報
TECHNOLOGY / CASE STUDY お客様紹介 / 開発秘話
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