設置環境対策
「環境」も、大切な装置の一部です
装置のまわりには性能に影響を及ぼす様々な外乱要因が存在します。
日々高性能化が進む装置にとって、装置本来の性能を発揮するための「設置環境整備」はなくてはならないもの。
日本電子では、装置だけではなくその装置が置かれる環境を含めた独自のソリューションをご提案し、お客様にご満足いただける製品・技術でサポートいたします。
さまざまな環境外乱要因
気になる箇所のピンをクリックして、どのような環境外乱要因があるかをお確かめください。



ビル・研究所
エアコン
エレベーター
屋内電力設備

送電線

地下鉄

道路交通

建設工事

新幹線・電車
凡例 :

AC/DC
変動磁場

振動

騒音

温度変動
装置性能への外乱の影響
(DC磁場変動の例)

設置環境対策の実例
JEM-ARM200F NEOARM 設置室例
導入事例
設置環境対策を導入いただきましたユーザーの皆様の声をご紹介いたします。
理科学機器の⾼性能化~設置環境対策の重要性~
装置と環境のトータルソリューション
◆上のボックス内の再生ボタンをクリックするとムービーが始まります。 (1分50秒) ◆

ビル・研究所
- エアコン
- エレベーター
- 屋内電力設備
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影響要因振動、騒音、温度変動、気流
一般的な空調装置は温度調節された風を吹き出すことにより空気調和を行っていますが、送風のためのファンより発生する騒音や振動、吹き出しの気流等が外乱要因となることがあります。
また、設置室内の温度変動が装置に影響を与えることがあります。 -
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影響要因変動磁場(直流)
エレベーターが動作すると、鉄製の搬器とバランスウェイトが上下にそれぞれ移動しますが、一様な地磁気内を磁性体である鉄が動くことにより直流変動磁場が発生し装置に影響を与えることがあります。
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影響要因変動磁場(交流)
送電線より建物内に引き込まれた電気は、屋内変電設備で必要な電圧に降圧され必要な場所へ分配されます。屋内の電力線経路や電気設備の周囲では交流変動磁場が発生し、装置に影響を与えることがあります。
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送電線

影響要因変動磁場(交流)
私たちが日常使う電気は発電所で作られ、特別高圧送電線などで消費地域に送電されます。
送電線には非常に大きな電流が流れるため送電線の近くでは交流変動磁場が装置に影響を与えることがあります。

地下鉄

影響要因変動磁場(直流)
大都市地下には地下鉄路線が網の目のように張り巡らされています。
それらのほとんどが直流電化されていて、電車の走行電流による直流変動磁場が発生し、装置に影響を与えることがあります。

道路交通

影響要因変動磁場(直流)、振動、騒音
大型車が走行する道路が近くにある場合に、地盤の性質によっては車両走行による振動が建物の床に伝達することがあります。
また、一様な地磁気の中を鉄(磁性体)製の車両が動くことにより直流変動磁場が発生し装置に影響を与えることがあります。

建設工事

影響要因振動、騒音、変動磁場(直流)
装置設置場所の周囲で大規模な建設工事が行われている場合、重機やクレーン等の稼働により地盤が揺らされ、床が振動することがあります。また、クレーンのブーム等の作動により直流変動磁場が発生することがあります。

新幹線・電車

影響要因変動磁場(直流・交流)、振動
日本の鉄道では主に直流1500Vまたは交流20kV/25kVを車両に供給し走行していますが、走行用の電流が架線に流れることにより大きな変動磁場が発生します。
また、重量のある車両が線路上を走行することで周辺の地盤を揺らし、振動の発生源となることがあります。