Interview
日本電子と関りのあるさまざまな業界や分野で活躍する第一人者の方へのインタビューを掲載しています。
Interview 13
基礎研究の未来像
大隅基礎科学創成財団
ノーベル生理学・医学賞受賞者
大隅良典 理事長
「人のやらない」研究を続けて2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏と日本電子 会長 栗原権衛門とで「基礎科学の振興と企業の役割」をテーマにお二人にお話しいただいた。
Interview 12
"微生物からの贈り物"はどんな分子構造? 解析は速く楽になった
学校法人北里研究所 理事
北里大学 大村智記念研究所 所長
同大学院感染制御科学府 学府長
砂塚 敏明 教授
北里大学 大村智記念研究所は、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士の研究テーマを引き継ぎ、毎年、新たな化合物を発見し続けている。微生物がつくる化合物を探し、評価して、創薬を目指す研究について砂塚所長に聞いた。
Interview 11
高分子の姿をイメージできるようにしたい
国立研究開発法人産業技術総合研究所 機能化学研究部門 副研究部門長
佐藤 浩昭 博士
30年にわたって質量分析装置の進化に寄り添い、その性能を最大限に引き出すことで高分子の世界で起こっていることを明らかにしてきた佐藤博士。その知見をつぎ込んだ評価手法が、化学産業に新たな力を与えようとしている。
Interview 10
電子ビーム金属3Dプリンターがもたらす材料開発の革命
東北大学金属材料研究所 加工プロセス工学研究部門
千葉晶彦 教授
金属部品を3Dプリンターで造形する積層造形技術。強度、信頼度が求められる航空機やロケットの部品に革命をもたらすと期待されている。国内における金属積層造形技術を牽引する東北大学金属材料研究所の千葉晶彦教授に、その可能性を質した。
Interview 09
超高精度のイメージング、高空間分解能・高エネルギー分解能の分光法および「その場」電子顕微鏡法 -持続可能な未来へ向けた物質の研究
チャルマース工科大学 物理学科 (スウェーデン)
Eva Olsson 教授
スウェーデンは世界で最もサステナブル(持続可能)な社会を形成している国である。この地で持続可能な社会の発展に寄与するため、日々材料研究を行っているのがチャルマース工科大学のEva Olsson教授だ。彼女の研究は基礎科学から応用科学まで、そしてハードマターからソフトマターまでと多岐にわたる。彼女は最先端の電子顕微鏡法を駆使して材料の局所構造や性質を明らかにし、より良い社会を実現するための未来の材料開発やデバイス設計を目指している。
Interview 08
生物学の研究における新発見を目指して より重要なデータを探索する生物学電子顕微鏡法
ロンドン大学キングスカレッジ
Roland Fleck 教授
細胞・分子の構造を理解することは、生物医学研究において極めて重要である。イギリス: King's College London, CUI(Centre for Ultrastructural Imaging)のディレクターであるRoland Fleck教授は日本電子とのパートナーシップのもと、JSM-7800FPRIME走査電子顕微鏡(SEM)、JEM-F200透過電子顕微鏡(TEM)などを使い生物などの構造の高分解能観察に全力を傾けてきた。CUIの中に日本電子との共同で設けられたJCAT (JEOL Centre for Advanced Technology)では、通常の室温での電子顕微鏡法及び、極低温でのクライオ電子顕微鏡法を駆使して研究が行われている。
Interview 07
変化する分子構造を凍結して見せる クライオ電子顕微鏡が生命の神秘を解き明かす
大阪大学大学院生命機能研究科
難波啓一 教授
生物の体を構成し、思考や動作の働きの元となるタンパク質。その優れたメカニズムに魅せられた大阪大学の難波啓一教授は、立体構造からその秘密を解き明かそうという挑戦を続けている。
Interview 06
環境に調和する化学を目指して 測定装置が支える有機合成技術の革新
東京大学大学院理学系研究科
小林修 教授
病気を治療・予防する医薬品や、産業、生活に欠かせないプラスチック・・・。
化学が生み出してきた物質は社会を豊かにしたが、その製造は、常に公害や環境汚染といった問題と背中合わせだった。東京大学の小林修教授は、環境に調和した化学の実現に挑み続けている。
Interview 05
光を操るという挑戦 電子ビーム描画装置が未来を描く
京都大学大学院工学研究科
野田進 教授
光チップ、半導体レーザの革新、熱輻射制御、高効率太陽電池...。
フォトニック結晶は未来を引き寄せる新材料だ。
研究を黎明期から主導した京都大学の野田進教授は、大いなる夢に向けて走り続ける。
Interview 04
犯罪捜査における薬物スクリーニング用の万能かつパワフルなツール
バージニア州法科学局 主任法科学者・機器分析スペシャリスト
Robert Steiner, M.S. (理学修士)
革新的なDART質量分析計は未知薬物の同定と解明をスピードアップ・簡素化しました。
Interview 03
モノづくりの守り神 固体NMRが見せる材料工学の未来
株式会社東レリサーチセンター
構造化学研究部 構造化学第2研究室
崎山庸子 室長
LED、燃料電池、ダイヤモンドライクカーボン...。
今日もなお日本は世界トップレベルのモノづくり技術で、優れた製品を生み出し続けている。
日本電子の固体NMR技術と、TRCの分析化学者たちの応用技術が新しい地平を拓く。