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TG-MSを用いた医薬品の熱挙動分析 [GC-QMS Application]

MSTips No.192

Thermogravimetry (TG:熱重量分析)は、加熱による測定試料の重量変化を測定する技法である。Differential thermo-gravimetric analysis (DTA:示差熱分析)は、測定試料と基準物質との温度差を測定する技法であり、測定試料の熱挙動に伴う発熱・吸熱量が検出される。一般にTGとDTAの両方を同時に測定するため、TG/DTAと呼ばれており、電池電極材などに代表される無機材料、高分子など有機材料、および医薬品など幅広い分野において活用されている。特に、医薬品は主として人の治療に用いられるため、安全性を図る観点から性状および形状の熱的安定性の確認が重要であり、研究・開発、および品質管理においてTG/DTA分析が普及している。しかしながら、TG/DTA測定では、重量減少に伴って発生するガス成分を特定することはできない。発生ガス成分の定性分析法としてはTG/DTAと同時にMass spectrometry (MS;質量分析)を行うTG-MSが普及しつつある。
本報告書では、その一例として一般的な消炎鎮痛剤として広く用いられているアセチルサリチル酸粉末(別名;アスピリン)のTG-MS測定した結果を紹介する。

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