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AccuTOF GC によるプール血清中POPs の迅速分析 (1):PCBs の定量分析 [GC-TOFMS Application]

MS Tips No.049 データ提供:愛媛大学農学部 環境計測学研究室 榎本剛司、松田宗明、河野公栄、脇本忠明 氏

ヒト血液は食物連鎖や生活環境を通じた暴露により PCBs を含む POPs (残留性有機汚染物質)による汚染を受けています。これら POPs は難分解性で生体内に長期に渡り蓄積し、発ガン性や免疫毒性、内分泌撹乱作用等による生体影響が危惧されます。そのためヒト血液中の POPs をモニタリングする事は、人体蓄積の指標として重要です。これら PCBs を含む POPs の測定は高分解能二重収束型質量分析装置を用いた SIM モードによる方法が主流ですが、この方法では測定チャンネル数の制限やグルーピングの制限等により、多検体の同時多成分定量分析には有効とは云い難く、さらに SCAN モードによる測定でない為、スペクトルによる化合物の同定が不可能です。そこで、スペクトル記録速度の速い TOFMS の利点を活かし、指定した質量範囲全域のマススペクトルを高感度に取得し、そのマススペクトルから作成したマスクロマトグラムにより、4 から 10 塩素化体 PCBs の定量分析を行いました。そして、血液試料のような夾雑物の多い試料に対し GC/TOF-MS を用いて微量定量分析が可能か検証しました。
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