宮城大学との共同研究契約締結に伴いDARTイオン源を搭載した飛行時間質量分析計の運用を開始
公開日: 2019/10/04
この度、日本電子株式会社(代表取締役社長兼COO 大井 泉)は、公立大学法人宮城大学(理事長 川上 伸昭)との間で、本年8月5日に締結した共同研究契約に基づき、当社製 JMS-T100LP AccuTOF™ LP-plus 4G に DART (Direct Analysis in Real Time) イオン源を搭載したシステムを同大学に貸与し、9月30日より正式に運用を開始いたしました。
同日、宮城大学太白キャンパスにおいて、宮城大学と共同して上記システムの運用開始に伴う記者発表を行いました。記者発表の中では、本共同研究プロジェクトの紹介、貸与システムのデモンストレーションに続き、宮城大学 川上理事長より、本共同研究プロジェクトの中で、導入された質量分析計システムを用いた地元宮城県の地場産業である水産食品・水産加工品の機能性安全性評価方法を確立するとともに、開発された手法を水産物・水産加工品の付加価値を高める技術に応用し、地場産業の活性化に寄与していきたいとの抱負が語られました。それに続き当社社長の大井から、本共同研究に参画することにより、宮城県、東北地方の地場産業の発展に貢献できる機会を与えていただいたことに関する謝辞を述べるとともに、分析機器メーカーとして本共同研究に参画する意義が語られました。
なお、研究期間は2年間を予定しています。
