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京都大学 北川進博士のノーベル化学賞受賞に寄せて

公開日: 2025/10/09

日本電子株式会社(代表取締役社長兼CEO:大井 泉)は、「金属有機構造体(Metal-Organic Frameworks、MOF)の創出」に対して、2025年ノーベル化学賞を授与されることが決定した京都大学 理事・副学長、特別教授の北川 進 博士へ心よりのお祝いと長年に亘るご研究に対し敬意を表します。

北川氏は、世界に先駆けてPCP(Porous Coordination Polymer)/MOF(Metal-Organic Framework)の合成およびコンセプトの確立に成功されました。
PCP/MOFは、金属イオンと低分子有機化合物からなるリンカーを混合することで、自己組織化される新規な物質です。
この物質にはナノメートルサイズの微細な孔が無数に存在し、非常に広い表面積を有する多孔性構造を特徴としています。
また、適切な有機リンカーや金属イオンを選択することで、機能や構造を能動的に設計できる点も大きな特長です。
この特性により、ガスの選択的な吸着・分離・貯蔵をはじめ、センサー、イオン伝導、触媒、ドラッグデリバリーなど、多岐にわたる機能を付与することが可能です。

さらに、CO₂の選択的吸着・貯蔵による環境への貢献や、二次電池・蓄電池・太陽電池などのエネルギー分野への応用など、実用的なアプリケーションも枚挙にいとまがありません。
PCP/MOFは、ナノレベルの分子構造が機能に重要な役割を果たしており、 北川氏のご研究における解析に、当社製品であるNMR(核磁気共鳴分光装置)、SynergyED(3次元電子回折装置)、FE-SEM(走査型電子顕微鏡)、TEM(透過型電子顕微鏡)をご活用いただきましたことは、当社にとりましても大変光栄なことでございます。

また、北川氏のご研究の一助となるよう、新しいイノベーションの創出をめざし 北川氏の所属される京都大学iCeMSおよび株式会社リガク、弊社の3者において、2025年94日にリガク/日本電子―iCeMSイノベーションコア(RIGAKU/JEOL-iCeMS Innovation Core)を設置しました。

当社は、北川氏のご受賞を心よりお祝い申し上げるとともに、本分野へのさらなる貢献を目指し、装置および技術の開発に一層邁進してまいります。

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