JMS-T100GC シリーズとGC × GC システムを組み合わせた多成分系混合物の分離分析 [GC-TOFMS Application]
日本電子News Vol.44, 2012
生方 正章†、上田 祥久††
† JEOL USA
†† 日本電子株式会社 MS 事業ユニット
GC x GCの測定を行うにあたり、ご協力頂きましたゲステル株式会社、家田氏、落合博士に深謝いたします。
近年、ガスクロマトグラフ(以下、GC と略す)技術、特にキャピラリカラムに関する技術の進歩により、多種多様な分離能力を有するカラムが開発されており、これまで分離が困難であったような複雑な成分組成を有する化学物質群の分離分析に使用されている。
しかしながら、高性能なキャピラリカラムであっても、単一の種類のキャピラリカラム、つまり単一の分離モードでの分離能には限界があり、より複雑な成分組成の化学物質群、特に化学的な性質が非常に似通っているような物質の混合物などの場合、異なる分離モードを有する数種類のキャピラリカラムを使い分けながら分離分析が行われている。
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