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低露点高分子分離膜式エアドライア

NM050020

図1 標準構成の従来型エアドライア内蔵コンプレッサ(固体NMR対応高圧タイプ)使用時
図1 標準構成の従来型エアドライア内蔵コンプレッサ(固体NMR対応高圧タイプ)使用時

図2 高分子膜式低露点エアドライア(露点-40℃タイプ)使用時 ※従来型エアドライア内蔵コンプレッサを併用
図2 高分子膜式低露点エアドライア(露点-40℃タイプ)使用時
※従来型エアドライア内蔵コンプレッサを併用
試料:重ベンゼン
測定装置:JNM-ECA500
プローブ:TH5AT/FG2 
積算回数:512回

NMR装置で温度可変やサンプルの回転、LOAD/EJECTなどに使用するガスには、通常乾燥空気を利用しています。この乾燥空気を作り出すために、エアドライアが使用されていますが、エアドライアの脱水性能に応じて、ある程度の水分が残留します。特に温度可変では、試料管の周囲を温度コントロールされた乾燥空気が通り抜けるため、含まれる水蒸気はNMRの検出にかかり、不要信号としてスペクトル中に現れてしまいます。標準装置構成に含まれるエアドライアは、通常測定に十分な性能を有しており、図1に見られるように市販重溶媒中に微量含まれる軽溶媒(2%以下)の13Cサテライト信号や不純物の信号と同 程度以下にまで抑えられています。しかしながら、図1でも明らかなように依然として信号は存在するため、重複する領域の微小信号を定量する場合などに障害となる事は否めません。そこで、より脱水能力の高い高分子分離膜を利用した低露点ドライアを使用する事により、水蒸気信号を検出不能なレベルまで低減する事ができます(図2)。   

※高分子膜式エアドライアを利用するには、エア流量の増加を伴うため、高圧コンプレッサが別途必要となる場合があります。

               

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