第46回 NMRユーザーズミーティング (大阪)
公開日: 2024/05/17
本年のNMRユーザーズミーティングは、会場での講演/展示を予定しております。
オンラインでの配信はございません。
例年同様、外部講演の先生方を含め、さまざまな分野を網羅した新技術や実践的技術などの役立つ情報をご提供いたします。
また、会場ではポスター展示や装置紹介コーナーを予定しております。
講演終了後には懇親会を予定しておりますので、情報交換の場として有意義にご歓談いただければ幸いです。
当ユーザーズミーティングは弊社装置をお使いの方に限らず、他社装置をお使いの方、装置にご興味がある方、どなたでもご参加できる無料のセミナーです。
ご多忙の折とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
ご連絡
- ご来場の際、受付で名刺を2枚頂戴いたします。お手数ですが、事前にご用意をお願いいたします。
- 同業他社様、代理店様の方々のご登録はお断りする場合がございますので、ご了承ください。
- 開催終了後、配布資料のダウンロードおよび、ホームページに発表動画の掲載は行いません。
日時
2024年12月20日(金)
会場
梅田スカイビル タワー ウエスト3F ステラホール
〒531-6039 大阪市北区大淀中1-1-88
地図はこちら
参加費
無料
プログラム
時間 | 題名 要旨 |
講演者 |
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9:30~10:00 | 受付 | |
10:00~10:10 | 開会の挨拶 | |
10:10~10:50 | NMR基礎講座 構造解析ステップアップ —INADEQUATEによる構造解析— 弊社では、2006年の「構造解析 はじめの一歩」より、化合物の特徴に合わせた構造解析法を紹介して参りました。例えば、1Hスペクトルが複雑な場合は、COSYに加えてTOCSYを解析します。炭素数よりも水素数が少ない化合物では、HMBCに1,1-ADEQUATEを加えます。今回は、最終章として「INADEQUATE」による構造解析法をご紹介します。水素を介在させた測定法で解析できない分子は、INADEQUATEの13C-13C相関により、炭素のつながりを直接求めることができます。近年のNMR装置は高磁場・高感度化により、INADEQUATEはますます利用可能な測定法になりつつあります。 |
日本電子株式会社 NM事業ユニット NMアプリケーション部 蓮見 景子 |
10:50~11:20 | DIRECTION 法を用いた顔料分散体の表面 (吸着) 構造の評価
高機能な印刷インキを開発する上で、顔料と分散剤 (界面活性剤) との相互作用について評価することは非常に重要です。この相互作用を解明する一助として、界面活性剤 SDS (Sodium DodecylSulfate) を用いた、各顔料 [赤顔料 (PR 122)、黄顔料 (PY 74)] の重水分散液における、顔料とSDSとの相互作用を、DIRECTION法を用いて検討した内容について紹介いたします。 |
DIC株式会社 R&D統括本部 アドバンストリサーチセンター 小池 竜 様 |
11:20~11:50 | NMR装置の日常点検ツールのご案内
本発表はNMRの装置点検に関する機能のご案内になります。医薬品製造の分野ではGxP環境下での装置運用が求められ、他の分野でも普段から装置コンディションの良い状態でNMR装置を運用し続けたい、といった要望があります。そこで本発表では様々な装置運用環境に合わせてお客様が選択できる、装置性能やコンディションを確認するような機能、ツールについて紹介いたします。 |
日本電子株式会社 NM事業ユニット NMアプリケーション部 吉田 恵一 |
11:50~13:00 11:50~12:00 12:00~12:20 12:20~13:00 |
昼食/休憩 + 協賛企業からご案内 + ポスター展示 (昼食準備) (協賛企業) (休憩+ポスター展示) |
|
13:00~13:50 | 高速ラジカル反応を観測するための時間分解ESR法
パルスレーザーと電子スピン共鳴分光 (Electron Spin Resonance, ESR) 法とを組み合わせることで、通常のESRでは観測できない速いラジカル反応を観測することができる。これは、化学的に誘起された動的な電子スピン分極 (Chemically Induced Dynamic Electron spin Polarization, CIDEP) と呼ばれる現象を利用しており、時間分解ESR法とも呼ばれる。この手法を用いると、パルスレーザーによって開始剤が切断されて生じるラジカルが一つ目のモノマーに付加する反応を排他的に観測することができる。ラジカルの構造だけでなく反応速度論の議論もできる。 |
国立大学法人奈良国立大学機構 奈良教育大学 梶原 篤 様 |
13:50~14:30 | 高速MASを用いた構造解析の実例
われわれのグループは、高速MAS技術を用いた固体NMR測定法の開発を長年にわたって続けてきた。本発表では、この10年ほどの間の手法の進展と、その手法を用いた具体的な構造解析、ダイナミクスの観測についてまとめて紹介する。 |
日本電子株式会社 ソリューション開発センター ソリューション企画室 西山 裕介 |
14:30~15:00 | 休憩 + ポスター展示 | |
15:00~15:30 | 新技術発表
本発表では新開発の溶液、固体プローブの製品情報並びにソフトウエアアップデート情報をご紹介いたします。 その他マグネットなどに関する新製品についても紹介する予定です。 |
日本電子株式会社 NM事業ユニット NM開発部 |
15:30~15:50 | サービス員が薦めるNMR日常点検
日頃より弊社NMR装置をご使用いただき、心より感謝申し上げます。 NMR装置をより安全に、より良いデータを取っていただくためには日頃からの点検が重要となってまいります。 本発表では、サービスから分光計や超伝導マグネットの日常点検方法をご紹介いたします。 今後の装置管理・運用にお役立ていただければ幸いです。 |
日本電子株式会社 SIフィールド本部 SIフィールドサポート部 長島 大輔 |
15:50~16:40 | らせん高分子PQXのキラルポケットを利用した「見えない」非結合型キラルシフト試薬
キラルシフト試薬の新展開について紹介する。ポリキノキサリン-2,3-ジイル (PQX) は右 (または左) 巻きらせん構造を持つキラル高分子であり、アルカン類を含む多くの有機化合物と、分散力を中心とした非結合性分子間力によって相互作用する。PQXの存在下で鏡像異性体混合物のNMR測定を行うと、アルカン、ハロアルカン、エーテル、ケトンなどの多くの化合物において、特定の官能基に依存しない鏡像異性体間のシグナル分離が観測された。高分子のT2緩和時間が低分子よりも短いことを利用し、シフト試薬として用いるPQXのシグナルを消去できることも特徴である。 |
国立大学法人京都大学 大学院工学研究科 杉野目 道紀 様 |
16:40~16:50 | 閉会の挨拶 | |
16:50~18:00 | 懇親会 |
※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。
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日本電子株式会社
デマンド推進本部 ウェビナー事務局
E-mail: jeolum[at]jeol.co.jp
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