GC-MS Applications: 多環芳香族炭化水素(PAHs)のGC/QMS(SCAN法)測定

  • 概要

MS Tips No.114

多環芳香族炭化水素 (Polycyclic Aromatic Hydrocarbons; PAHs) とは、ベンゼン環を 2 つ以上有する芳香族炭化水素の総称であり、例えばベンゼン環を 2 つもつ Naphthalene、3 つもつ Antracene などがあります。PAHs は原油中に存在しており、原油及び灯油 ・ 軽油などの原油製品の燃焼により環境中 (水環境、大気など) に放出されます。PAHs には発癌性を有する化合物が数多く存在しており、また一部の PAHs の発癌性は極めて高くなっています。その為、環境中における PAHs の量を知ることは極めて重要です。環境試料中の PAHs 測定に関して、国外では例えば米国環境保護庁 (EPA) により EPA Method 8270 / 624 などが規定されており、国内では環境省により水環境試料 (水質、底質、水生生物) に対しては「要調査項目等調査マニュアル」 (平成 15 年 3 月、平成 16 年 3 月) 、大気環境試料に対しては「大気中微小粒子状物質 (PM2.5) 測定方法暫定マニュアル改定版」 (平成 19 年 7 月) にて分析方法の詳細がまとめられています。今回 JMS-Q1000GC を用いて、SCAN 法による PAHs の感度、再現性、相関性について検討したところ、良好な結果が得られましたので報告します。
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