• 概要

日本電子株式会社 フィールドソリューション事業部 R&Dビジネスサポート部

燃料電池(FC)は発電効率が高く、発電サイクルにおいて水だけを排出するクリーンなエネルギーであることから、今後広く普及することが予測されています。しかしながら、発電•停止サイクルに伴うFC 劣化(電圧低下)が問題となっており、劣化機構の解明が求められています。
今回は、カーボン(C)担体表面に分布した触媒の形態•分布および単原子の可視化を目的とし、二次電子(SE)検出器および球面収差補正装置を搭載した走査透過電子顕微鏡(STEM)を用いて観察しました。(観察時の加速電圧:200kV)
 

カーボン担体表面の観察(STEM-SEM同時観察)

二次電子(SE)検出器搭載のSTEMでは、ADF(HAADF、LAADF)、BF、SEの最大4画像を同時取得することが可能です。

[サンプルご提供:名古屋大学教授唯美津木先生]

カーボン担体表面の観察(STEM-SEM同時観察)

 

カーボン担体上の単原子の観察

球面収差補正装置を搭載した近年のSTEMでは、(特に重元素について)単原子を観察することが可能です。
また、画像処理技術との組み合わせにより、単原子の計数による定量化も検討できます。
カーボン担体上の単原子の観察

使用装置

JEM-ARM200F 原子分解能分析電子顕微鏡

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