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第17回 TEMユーザーズミーティング

公開日: 2024/08/26

本年のTEMユーザーズミーティングは会場での講演/展示を予定しております。
例年同様、外部講演の先生方を含め、さまざまな分野を網羅した新技術情報や実践的技術情報の発表を企画しています。
また、会場ではポスター展示や装置紹介コーナー設置を予定しております。
講演終了後には懇親会を予定しておりますので、ユーザーの皆様と弊社スタッフの情報交換の場として有意義にご歓談いただければ幸いです。
ご多忙の折とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

ご連絡

  • ご参加はユーザー様のみとさせていただきます。
  • ご来場の際、受付で名刺を2枚頂戴いたします。お手数ですが、事前にご用意をお願いいたします。
  • 同業他社様、代理店様の方々のご登録はお断りする場合がございますので、ご了承ください。
  • オンライン配信は行いません。
  • 開催終了後、ホームページに発表動画の掲載は行いません。

開催日

2024年10月18日 (金)

会場

浅草橋ヒューリックホール
〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16 ヒューリック浅草橋ビル 2階
地図はこちら

参加費

無料

プログラム

時間 題名
要旨
講演者
9:30 受付
10:00~10:10 開会挨拶
10:10~10:30 もっとみんなの身近なツールへ
~次世代顕微鏡 JEM-120iのご紹介~

加速電圧120 kVの透過電子顕微鏡は、生物・高分子といったソフトマテリアルの分野を中心に幅広く活用されている。今回、『Compact』・『Easy To Use』・『Expandable』をコンセプトとして新たにJEM-120iを開発した。倍率モードの切替えが不要なシームレス観察や着脱が簡単なフィラメント交換などJEM-1400シリーズから一新した次世代電子顕微鏡JEM-120iについて応用データを交えながら紹介する。
日本電子株式会社
EM事業ユニット
EMアプリケーション部
濱元 千絵子
10:30~11:10 光-電子相関顕微鏡法
~これまでとこれから~

講演者がJST水島ERATOプロジェクトに所属時に導入しワークフローを確立した広域三次元光ー電子相関顕微鏡法。この方法は、動物培養細胞1個程度をカバーできるボリュームで光ー電子相関が可能で、応用範囲はきわめて広い。本講演では、ここに至るまでの道のりについて、講演者と顕微鏡との関わりを振り返りつつ紹介する。さらに、これからの光ー電子相関顕微鏡法、またこの数年ますますホットになりつつあるVolume EMの現状を紹介するとともにその将来について展望する。
国立大学法人
東京大学
齊藤 知恵子 様
11:10~11:30 日本電子が提供する新しい統合ソフトウェア"FEMTUS™"の紹介
近年、透過電子顕微鏡を利用した観察、分析手法は多岐にわたる。一方で、それらの手法をコントロールするGUIは独立しており、個別に操作を覚えなければならないのと、同時取得が行えないなどのデメリットが存在する。そのデメリットを解消するために、複数の観察、分析を同時取得かつ、一つのGUIで操作できるように統合ソフトウェア "FEMTUS™"を開発した。
本講演では、"FEMTUS™"の特徴およびアプリケーションデータを紹介する。
日本電子株式会社
EM事業ユニット
EMアプリケーション部
橋口 裕樹
11:30~12:10 TEMその場観察法を用いた金属の酸化還元反応に関する研究
自動車の電動化が進み、電気的接続部にはこれまで以上に優れた導電性と接触信頼性が求められる。金属の接触抵抗を上昇させる要因の一つは、表面に生成される酸化膜による被膜抵抗の上昇である。そのため、通電発熱による酸化膜の動的挙動を明確にすることが重要である。そこで、我々は実際の電気接点の金属表面で生じる酸化反応を動的に観察するため、TEM内で大気雰囲気を再現し、加熱中の様子を捉えるIn-situ観察技術の活用を検討した。本発表では、Ex-situで加熱した試料の化学状態変化や物性評価結果と比較することで、In-situ観察結果の妥当性を評価及び議論する。
矢崎総業株式会社
大西 里佳 様
12:10~12:40 昼食
12:40~13:40 実機・ポスター展示
13:40~14:00 FIB-SEM JIB-PS500iによる大気非曝露TEM試料作製のご紹介
微結晶や多結晶試料のTEMあるいはSTEM観察を行う場合、ランダムな結晶方位を持つ多くの結晶粒子の中から目的の方位を持つ粒子を探し出して試料傾斜/方位合わせをする必要があるため、多くの手数と時間がかかる。そこで、EBSD検出器を搭載したJIB-PS500iを用い、特定の方位を持つ結晶粒子を決定し、目的の方位を持つ結晶のTEM試料を作製する手法を検討した。本講演では、CP加工面から特定の方位をもったTEM試料作製を、大気非曝露搬送システムを通じてCPからFIB、そしてTEMへ搬送した実例を紹介する。
日本電子株式会社
EP事業ユニット
EPアプリケーション部
門井 美純
14:00~14:40 TEMを用いた全固体電池材料の構造、組織観察
無機固体電解質の1つである硫化物系電解質は、酸化物系よりも高いイオン伝導度を有し、広い電位域において電気化学的に安定であることから、全固体電池への応用が期待されている。本講演では、硫化物系ガラス電解質に着目し、TEMを用いた構造、組織観察法を概観し、特に非晶質状態の直接観察やガラスの結晶化挙動を加熱その場観察できる実験技術について解説する。
公立大学法人大阪
大阪公立大学
森 茂生 様
14:40~15:30 休憩 /実機・ポスター展示
15:30~16:20 クライオ電子顕微鏡の現状と展望
開発・改良してきたクライオ電子顕微鏡を用いて、膜タンパク質を中心とする構造を解析して、生理機能を理解する構造生理学について紹介する。当初は、電子線結晶学を用いて構造解析することによって、例えば、水だけを選択的に透過する水チャネルの機能を理解できるモデルを提案して、共同研究者がノーベル賞を受賞することに貢献した。しかし最近、クライオ電子顕微鏡システムの改良などにより、誰もできなかった水チャネルの単粒子解析が可能になり、さらに2Åより高い分解能で解析できるようになった。これらの技術を基に進めている構造創薬研究の具体例を紹介する。
国立大学法人
東京科学大学
藤吉 好則 様
16:20~16:30 閉会挨拶
16:30~17:30 懇親会 /実機・ポスター展示

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。

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お申し込み方法

お申し込みを締め切りました。

お問い合わせ

日本電子株式会社
ユーザーズミーティング事務局
E-mail: jeolum[at]jeol.co.jp

  • [at]は@に、ご変更ください。
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