2018/01/22
更新日: 2018/9/20

和光純薬工業株式会社と日本電子株式会社は、経済産業省の「新市場創造型標準化制度」のもと、2016年度から進めてきました定量NMR (qNMR) 分析法の標準化に関し、その原案が日本工業標準調査会の審議を経て、定量核磁気共鳴分光法通則 (qNMR通則) K0138として、2018年1月22日に発行されましたのでご報告します。

経済産業省ウェブサイト お知らせ ニュースリリース (2018年1月22日発表)

  • 定量NMR(qNMR)分析法が日本工業規格(JIS)英語版の発行について
    2018年1月22日に公示されました定量核磁気共鳴通則(qNMR 通則)K0138の英語版が2018年9月20日に発行されました。
    関連サイト:
    一般財団法人 日本規格協会
    JIS K 0138 : qNMR通則

定量NMR分析法に関する規格について

定量NMR分析法は既に医薬品の品質規格書である日本薬局方の試験法として収載され、また一部の食品添加物においては標準物質の規格基準として採用されており、医薬品や試薬などに代表される有機化合物の新しい定量分析手法として広く活用され始めています。JISの通則になったことは、日本において定量NMR分析法による定量分析手法がより広い分野で国家標準として認められたことを意味します。今後、多くの場面でJISの通則に定められた要求事項に従って定量NMRを実施することが可能となります。JISは日本の標準規格ですが、国際標準化へ向けてISO (国際標準化機構) 規格の発行を企図した取り組みがすでに進められています。

定量NMR分析法がもたらす未来

健康診断、食品や医薬品成分表示、有害物質モニタリングなど 私たちの生活には「定量分析」が欠かせません。その「定量分析」の信頼性を高めるために最近注目されている手法が定量NMR分析法です。確かな結果を得るためには信頼性のある「ものさし」が不可欠です。定量NMR分析法はこの「ものさし」の信頼性を確保するための分析法として使われます。つまり、定量NMR分析法はより安全・安心社会の実現に貢献する分析法です。

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