理想のNMR解析は、安定した磁場から。
超伝導マグネット(SCM: Super Conducting Magnet) は、高分解能NMR測定には必須のアイテムです。
非常に安定した高磁場を発生させるために、液体ヘリウムを用いてコイルを極低温まで冷却しています。
特長

日本電子では、400MHzから800MHzまでの幅広い周波数帯域をカバーし、それぞれの帯域で求められるニーズに最適化した3つのシリーズを展開しています。
超伝導マグネット XC2シリーズ (500MHz, 600MHz)
超伝導マグネット XC2シリーズは、eXtreme Compactを意味したネーミングであり、新たに開発した超伝導線材の導入とコイル設計の刷新により、JJシリーズからの特長である高い磁場均一度、磁場安定度、堅牢性等を維持しつつ、大幅なサイズダウンにも成功しました。500MHz, 600MHz共に、400MHz JJマグネットと同サイズのクライオスタットを使用し、冷媒蒸発速度も400MHz JJマグネットと同等の性能となっております。
従来型 (JJシリーズ) との比較
| 500XC2 | 600XC2 | |
|---|---|---|
| He蒸発速度 | 約20%改善 | 約40%改善 |
| 質量 (重さ) | 約20%減 | 約40%減 |
| 外径 | 7%減 | 17%減 |
- マグネットの小型化により、レイアウトの自由度が高まり、これまで設置するのが難しかった部屋にも設置可能に
- オートサンプルチェンジャー、冷媒蒸発抑制装置 (CR-80)、液体窒素蒸発抑制装置 (NR-50) などのアタッチメントにも引き続き対応
- 納品時に必要な冷媒量を大きく削減し、ランニングコストだけでなく、導入コストも改善
- JJ/JJYHシリーズで実績のある高い堅牢性を継承
- 外部への磁場の漏洩と外部からの影響をシールドにより同時に低減
超伝導マグネット JJシリーズYH型 (400MHz)
400MHz JJマグネット (400JJYH) は、Year Hold型で、クライオスタットをコンパクトに保ちながら、液体ヘリウムの保持日数を大幅に向上させ365日となりました。
小型化されたNMR分光計との組み合わせにより、設置室のレイアウトがより自由に、狭い範囲に全てのユニットを配置することができます。
| 400JJYH | |
|---|---|
| 天井高 [mm] | 2,840 |
| 外径 [mm] | 795 |
| He保持日数 [日] | 365 |
遮蔽性の高い磁気シールド
400JJYHに採用されている磁気シールドは外部への磁場の漏洩を低減するだけでなく、外部からの影響も同時に低減する設計となっています。
そのため、複数のNMR装置を近傍に設置することも可能です。NMR装置をより安心、安全、快適にご使用いただけます。
コールドシップ輸送が可能
400JJYHは、液体窒素を入れたままの冷却状態での輸送 (コールドシップ) が可能です。コールドシップを行うため、SCM 内部のHe タンクとN2 タンクを支えている複合強化素材ロッドの強度を高めています。輸送時の振動に耐えられる強度に設計されており、地震の大きな振動にも耐えることができます。
地震に強いベースプレート
400JJYHは、ベースプレートによる低重心化と非接触アンカーボルトを組み合わせた信頼性の高い防振台により、万が一の災害における被害を最小限に食い止める設計としております。
超伝導マグネット JJシリーズ (700MHz, 800MHz)
多彩なアタッチメントに対応
超伝導マグネット JJシリーズは、オートサンプルチェンジャー、冷媒蒸発抑制装置 (CR-80) などのアタッチメントを接続して測定の自動化とランニングコストの削減を実現することが可能です。
高い堅牢性とコールドシップ対応
日本電子の超伝導マグネットは、液体窒素を入れたままの予冷却状態での輸送 (コールドシップ) も可能です。(※日本国内に限る)
コールドシップを実現するために、SCM 内部の液体窒素タンクと液体ヘリウムタンクを支えているテンションロッドに複合強化素材を用いて、輸送時の振動に耐えられる強度に設計されています。
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