磁場対策
磁場キャンセラーシステム
鉄道や幹線道路、建物内のエレベーターや電源ラインなど、理科学機器の性能に影響を及ぼす変動磁場対策の必要性が増しています。日本電子では、高性能理科学機器の特性にマッチするべく自社開発したアクティブ磁場キャンセラーを幅広くラインナップしております。
アクティブ磁場キャンセラーの原理
装置付近に設置したセンサーで検知した変動磁場に対し、逆向きの補償磁場をキャンセラーコイルより出力しセンサー付近の磁場を打ち消します。パッシブシールド方式と比較しコストを大幅に低減しながら効果的な変動磁場対策が可能となります。対象装置・設置場所ごとに異なる条件に合わせ、最適なセンサーやキャンセラーコイルを選定しアクティブ磁場キャンセラーの性能を最大限発揮させます。
アクティブ磁場キャンセラーの効果
JEM-ARM200F による観察例
試料:SI [110] 倍率:× 25 M
磁気センサにより検出された変動磁場に対し、補正磁場をキャンセルコイルで発生させセンサ付近の磁場を減衰します。
DC 変動磁場の影響により電子ビームが乱され、観察像に不規則な歪みやノイズが見られます。
アクティブ磁場キャンセラーの効果により、DC 変動磁場の影響が低減され鮮明な観察像が得られます。
製品ラインナップ
アクティブ磁場キャンセラー構成
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