臭素化ダイオキシン類の分析法検討 : 高分解能GCMS分析において
MS Tips No.006
昨今、塩素化ダイオキシン類の測定・分析に関しては、日本工業規格等に則って、精密な定量分析及び解析が行われています。一方、塩素化ダイオキシン類と同等の毒性を有している事が懸念される臭素化ダイオキシン類に関しては、2000年3月に「ポリブロモジベンゾーpージオキシン(以後、PBDDs と略す)及びポリブロモジベンゾフラン(以後、PBDFs と略す)の暫定調査方法(案)」が作成され、一部ではまれに測定されてはいるものの、実際には具体的な測定・分析方法の詳細検討が十分ではないのが現状です。そこで今回、高分解能GC−MS装置を用いた臭素化ダイオキシン類の測定において、スプリットレス注入時の注入口温度に対する臭素化ダイオキシン化合物の熱分解による脱臭素化挙動を考察しました。
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