新水道法に基づくジェオスミン及び2-メチルイソボルネオールの測定 : パージ&トラップ-GC/MS法
MS Tips No.018
ジェオスミン及び2−メチルイソボルネオール(以後2−MIBと略す)の2物質は、水道水中のカビ臭物質として従来から測定されてきていますが、平成16年4月より施行される新しい水道水質基準では、新規の水質基準物質として規制されている物質です。そしてその測定方法は、固相抽出−GC/MS法、パージ・トラップ−GC/MS法、そしてヘッドスペース−GC/MS法の3種類が採用されています。また基準値としては、0.00001 mg/L(10ppt)が設けられており、定量下限値としては、さらにその10分の1、即ち0.000001mg/L(1ppt)という極低濃度の測定が必要であるため、非常に高感度の安定した分析が必要です。今回はパージ&トラップにTekmar5000J、そしてGC/MSに ”JMS-K9” をそれぞれ使用したシステムを用いて、ジェオスミンと2−MIBの測定感度及び連続測定の再現性について検討しました。
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