市販風邪薬 3 種の直接分析
MSTips No. D033 Application Note for DART
インフルエンザをはじめとして、風邪の原因となるのはウィルスである場合が多い。しかしながら、このウィルスに直接有効な薬は限られており、一般に医療機関において処方される風邪薬とは、風邪に対して起こる諸症状を緩和するために、各症状に応じて処方される対症療法薬です。一方、市販されている一般的な風邪薬は総合感冒薬と呼ばれ、解熱・鎮痛成分や抗ヒスタミン成分、漢方、ビタミン等、多くの成分が配合され、諸症状を全体的に和らげる目的で使用されます。今回、市販風邪薬に配合される解熱・鎮痛成分として代表的なイソプロピルアンチピリン、エテンザミド、イブプロフェンをそれぞれ含有する 3 種の検体について、DART (Direct Analysis in Real Time) を用いて直接分析を行い、各種有効成分の検出を行った結果を紹介します。
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