バニラオイルにおけるスニッフィング分析
MS Tips No.070
近年食品や日用品で様々な商品が開発され、それに伴いにおいに関する分析や研究が注目されています。においの分析は、これまで SPME 法や HS 法による GC/MS 分析が主流でした。これらの分析では、検出されるピークの定性 ・ 定量解析は行えるものの、においの評価は非常に困難でした。 しかし、人間の嗅覚が非常に鋭いことで、人間の官能測定と GC/MS による測定を組み合わせた「スニッフィング GC/MS 法」を用いれば、微量でありながら香りを特徴付けている成分を見つけ出すことができます。そこで GL サイエンス製「スニッフィングポート OP275」を “Q1000GC” に装着しバニラオイルにおける香気分析を行ないましたので報告します。
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