SpiralTOF™を用いた合成ポリマーの分析例 (1) : Polystyrene
MSTips No.163
Polystyrene(PS)1000 と2400をSpiralモードで測定しました。どちらもPSの構成繰り返し単位(Fig.1)の質量104 u 間隔でシグナルが得られている事を確認しました。PS1000 のマススペクトルと、そのm/z 1000 周辺を拡大して示しました(Fig.2) 。Fig.2(b) 中のスペクトルピークは、Resolution(R)=50000 程度(FWHM)が得られました。また、8~10merの各質量差は、対応する構成繰り返し単位(C8H8)から計算される精密質量(104.0626)とよい一致が見られました。さらに、PS2400 のマススペクトルと、その23mer の同位体分布を同位体シミュレーションと共に示しました(Fig.3)。Fig.3(b)中の23mer の同位体分布は、同位体シミュレーション(R=60000)と同等でした。
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