非常に高感度な極低温プローブUltraCOOLプローブのご案内
NM120007
プローブ内部の検出コイルとプリアンプを極低温に保つことで、熱雑音を低減し非常に高感度にNMR測定を行うことのできるUltraCOOLプローブを開発しました。このプローブで測定を行うと常温のプローブと比較し13C NMRの測定時間を1/25まで短縮することが可能となります。
UltraCOOLプローブの特長
- 常温プローブと比較し、1Hの感度は4倍
13Cの感度で、なんと5倍以上の高感度化を実現! - オートチューニング対応、FGコイル内蔵で通常のプローブと同様に測定を行うことが可能です!
- 長時間の高温測定にも対応し、ポリマーの立体規則性の解析などに非常に有効です!
UltraCOOLプローブの外観

150℃の高温下での長時間測定

試料: polypropylene isotactic/ODCB-d4,
600 MHz, 20,000回積算
測定温度 : 150℃ 測定時間 : 19時間
1H感度

0.1% ethylbenzene/CDCl3, 800 MHz, 1回積算
13C感度

10% ASTM/Benzene-d6 , 800 MHz, 1回積算
本開発の一部は、科学技術振興機構(JST)戦略的イノベーション創出推進プログラムの支援により進められました。