Solid-State NMR Meets Electron Diffraction
NM170002
製薬・薬学で大きな問題となる結晶多形を見分ける手法として、13C固体NMRおよび粉末X線が広く用いられています。
しかしながら、これらの手法も万能ではなく、分子のコンホメーションが類似の場合には13C固体NMRで見分けることは困難であり、錠剤などの混合物では粉末X線の適用は単純ではありません。
そこでここでは、コンホメーションのみならず分子間パッキングにも敏感な高速MAS 1H固体NMR法および、ナノ~マイクロ結晶でも単結晶回折パターンが得られる電子回折を用いた新しい結晶多形分別法を提案します。



参考文献
Oikawa, T., Okumura, M., Kimura, T. & Nishiyama, Acta Cryst. C73 (2017) 219–228.
- このページの印刷用PDFはこちら
クリックすると別ウィンドウが開きます。
PDF 902KB