質量分析計 ガイドブック
質量分析初心者の方から、熟練者の方まで、役立つ情報を掲載したJEOL MSガイドブックシリーズです。
GC-MS法、イオン化法、前処理法などの原理的な説明に加え、最新のアプリケーション事例も網羅しています。
質量分析の最初の一歩、知識の再確認、社内・学内の新人教育などに是非ご活用ください。
知って活用!!GC-MS ガイドブック
現代の分析化学において、ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)は、揮発性有機化合物の定性・定量分析に欠かせない装置として広く活用されています。GC による成分の分離と、MS による質量分析を組み合わせることで、複雑な混合物中の成分を高精度かつ高感度で解析することが可能となり、環境分析、法医学、材料科学、医薬品開発など、
さまざまな分野でその有用性が認められています。
本ガイドブックでは、GC-MS の基本原理から応用技術までを体系的に解説し、初心者から実務者まで幅広い読者が理解しやすいよう構成されています。特に、イオン化法の選択や質量分析計の種類によるデータの違い、定性・定量分析の手法、さらには前処理装置との連携による分析の高度化など、実践的な知識を豊富に盛り込んでいます。
また、近年注目されている「統合解析」や「精密質量解析」についても、具体的な事例を交えて紹介しており、未知成分の構造推定や EI マススペクトルライブラリー未登録物質の同定における新たなアプローチを提案しています。
GC-MS の可能性を最大限に引き出すためのヒントが詰まった一冊として、日々の分析業務や研究活動における一助となれば幸いです。
JEOL質量分析計 イオン化法ガイドブック
バラエティ豊かなイオン化法で拡がる質量分析アプリケーション
イオン化法ガイドブックⅡ
JEOL GC-MS 前処理法ガイドブック
ますます拡がるGC-MSアプリケーション
ガスクロマトグラフ-質量分析計(GC-MS)は、混合された成分を分離するガスクロマトグラフ(GC)と分離された成分を検出する質量分析計(MS)で構成されており、揮発性化合物の分析に優れた分析装置です。質量分析計としては四重極型質量分析計(QMS)が最も広く使用されています。ハイエンドGC-MSとしては、四重極を直列に繋げた三連四重極型質量分析計(TQMS)や飛行時間型質量分析計(TOFMS)が使われており、各装置ならではのアプリケーションも数多く開発されています。
GC-MSは様々な前処理装置(方法)と組み合わせることにより、気体・液体・固体試料に含まれる成分を分析することができます。前処理装置(方法)は多岐にわたっているので、測定対象の試料の形態や測定対象化合物の特性により、最適な前処理装置(方法)を活用することでGC-MSのアプリケーション領域はより一層拡大します。
本ガイドブックでは、GC-MSで使用される代表的な前処理装置(方法)の原理や特長に加え、それら装置と弊社GC-MSを組み合わせた具体的なアプリケーション例をご紹介します。
