ペロブスカイト太陽電池基板の割断面 エネルギー分散型X線分光法(EDS)
電池/資源・エネルギー/ガラス・セラミック
次世代の太陽電池として、注目されているペロブスカイト太陽電池基板の割断面になります。高い発電効率を実現するには、基板の各層の設計が重要であり、その確認には、SEMやEDSを用いた解析が必要です。本測定では、基板を割断し、蒸着をせずにそのまま観察と分析を行いました。
試料構造は上部から、Au層・有機層・ペロブスカイト層・正孔輸送層・FTO層・ガラス層の計6層となっており、EDSマッピングでは、有機層からFTO層までの部分を分析し、数10 nmオーダーの正孔輸送層(Ti)も分析できております。
試料は、東京大学 先端科学技術研究センターの内田 聡 先生からご提供頂きました。

アプリケーション | エネルギー分散型X線分光法(EDS) |
---|---|
前処理 | 割断 |
撮影倍率 | x50,000 |
撮影条件 | 入射電圧:7kV,高真空モード |
関連製品 | JSM-IT710HR 走査電子顕微鏡 JED-2300T エネルギー分散形X線分析装置 |