Close Btn

Select Your Regional site

Close

NICI-GC/MSによる短鎖塩素化パラフィンの分析 [GC-QMS Application]

MS Tips No.133

塩素化パラフィン (CnH2n+2-XClX,CPs)は、直鎖状の炭化水素を塩素置換した化合物の総称です。CPs は炭素数と塩素化率の異なる混合物であることから、炭素数によって短鎖 (Short - chained, C10 - C13)、中鎖 (Medium - chained, C14 - C19)、長鎖 (Long - chained, C20 - C30) に分類されています。特に短鎖CPs (Short - chained chlorinated paraffins, SCCPs) は、主に切削油、金属加工油剤、難燃剤、皮革処理剤、可塑剤等の用途に使用されており、難分解化合物であるために高い生物濃縮性を有し、さらに燃焼によりダイオキシン類を発生させる懸念が指摘されています。SCCPs は、グリーン調達調査共通化協議会 (JGPSSI) 、米国電子工業会 (EIA) と欧州情報通信技術製造者協会 (EICTA) により作成されたジョイント・インダストリー・ガイドライン (JIG) においてレベル A に指定され、その使用を禁止または制限されています(1)。また、2008 年に RoHS 指令では新規追加提案物質として(2)、REACH では高懸念候補物質としてリストアップされており(3)、その規制が強化される傾向にあります。SCCPs の測定法としては、GC/HRMS や LC/MS を用いた測定例が多く報告されており、GC/MS の測定条件では、膜厚が薄く、短いカラムを用い比較的速い昇温速度にて分析されてきました(4)。今回、我々は JMS-Q1000GC Mk II を用いた SCCPs の測定条件の検討と検量線の作成を行ない、SCCPs の高感度な定量解析が可能であることを明らかにしましたので報告します。
続きはPDFファイルをご覧ください。
クリックすると別ウィンドウが開きます。

PDF 195KB

関連製品

分野別ソリューション

閉じるボタン
注意アイコン

あなたは、医療関係者ですか?

いいえ(前の画面に戻る)

これ以降の製品情報ページは、医療関係者を対象としています。
一般の方への情報提供を目的としたものではありませんので、ご了承ください。

やさしい科学

主なJEOL製品の仕組みや応用について、
わかりやすく解説しています。

お問い合わせ

日本電子では、お客様に安心して製品をお使い頂くために、
様々なサポート体制でお客様をバックアップしております。お気軽にお問い合わせください。