第20回 高機能膜フォーラム (オンライン)
本年の高機能膜フォーラムは、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、オンラインでの開催といたします。
今回は東海大学 工学部 光・画像工学科 室谷 裕志 様 から『光学薄膜の各種不良事例』のテーマでご講演いただきます。
また、弊社からは日頃お使い頂いている電子銃関連のメンテナンスや最新の技術情報を講演いたします。
WEBに接続できる環境であれば、パソコンからだけでなく、スマートフォンやタブレットからも参加することができます。
皆さまのご参加をお待ちしております。
ウェビナー開催日時:2020年10月30日(金)14:00~15:50
ウェビナー
光学薄膜の各種不良事例 ~光学薄膜の高品質化のためのヒント~
「光あるところに光学薄膜あり」と言われるように、デジタルカメラ、スマートフォン(カメラ、センサー)などの民生品の他に、自動車の自動運転のための光センサー、各種ロボットの光センサーなど光学製品の広がりに合わせて、光学薄膜の用途と需要は大きく伸びています。
そのため、今までにない耐環境性や高機能な品質が求められています。
本講演では各種不良事例を述べ、それをもとに高品質化への取り組みのヒントを考えます。

講師
室谷 裕志 様
東海大学
工学部 光・画像工学科
電子銃の概要説明および不具合事例
電子銃の偏向原理や電子ビーム発生原理の基礎的なご説明および電子銃に構成されている各部品の役割の他、不具合事例含めご説明させていただきます。
電子銃をより一層理解を深める事で、適切なメンテナンスや故障推測箇所のご判断などお役立ていただければ幸いです。
また、多種の電子銃に共通した内容をご紹介します。

講師
鈴木 淳三
日本電子株式会社
フィールドソリューション事業部
ボンバード蒸着源の最新情報
ボンバード蒸着源は、蒸着材料を充填したライナー裏面への電子衝撃によって間接的に加熱蒸発させる蒸着源であり、反射電子・X線ダメージレス、スプラッシュ低減効果、レート高安定性などの特長を有し、成膜品質向上への貢献が期待されます。
本講演では、ボンバード蒸着源の最新情報を紹介します。

講師
佐野 紘晃
日本電子株式会社
IE事業ユニット
反射電子が与えるアクリル基板ダメージと膜密着性の評価・反射電子抑制技術
近年、アクリル基板はその特長である高透過率・低複屈折率・低コストを活かし、光学部品用途として幅広く採用されておりニーズは高まる一方です。
しかしながら、依然として光学薄膜を蒸着した際の膜剥がれは問題となっており、蒸着技術者を悩ませています。
本発表では、EB蒸着時に発生する反射電子に着目し、アクリル基板へのダメージと膜密着性について評価するとともに、反射電子抑制技術についてご紹介します。

講師
上岡 昌典
日本電子株式会社
IE事業ユニット
カタログ
製品のPDFカタログは下記からダウンロードいただけます。
お問い合わせ
日本電子株式会社
高機能膜フォーラム事務局
E-mail: jeolum[at]jeol.co.jp
[at]は@に、ご変更ください。